Cメロ)
果たせぬ想いを なぞりながら 
ただひたすらに 舟人は待つ


(Aメロ
汚れた悲しみに 櫂を漕ぎ
埋ずめた骨の 白さを思う

溢れる涙で 流るる雨は
頬を伝いて 川へと沈む

(サビ)
ここは彼岸 黄泉と現を 隔つ場所
思い出唄を 嘯きて 往き人を待つ

(Aメロ
儚き恋心 袖を噛み
露に浸して 誰が身も重い 

忘れじと交わする 言の葉も
依るべき形が あるでもなし

(サビ
ここは彼岸 万葉の華 誇る場所
掌(て)の上土に 種を植え 帰し人を待つ

(Bメロ
かなしや うれしや
せめて一目と 思いしままに
叶いて会うる 愛しさよ

あはれや をかしや
岸に集いし 迷いし魂を
先へ導く 哀しさよ

(サビ
ここは彼岸 命の理 抱く場所
縁を繋ぐ 水脈の側 恋し人を待つ

(Cメロ
果たせぬ想いを なぞりながら
ただひたすらに 舟人は待つ

+ + + + + + + + + + + +


はたせぬおもいを なぞりながら 14
ただひたすらに ふなびとはまつ 14

よごれたかなしみに かいをこぎ 14
うずめたほねの しろさをおもう 14

あふれるなみだで ながるかわは 14
ほほをつたいて かわへとしずむ 14

ここはひがん よみとうつつを へだつばしょ 6 7 5
おもいでうたを うそぶきて ゆきひとをまつ 7 5 7


はかなきこいごころ そでをかみ 14
つゆにひたして たがみもおもい 14

わすれじとかわする ことのはも 14
よるべきかたちが あるでもなし 14

ここはひがん まんようのはな ほこるばしょ 6 7 5
てのうえつちに たねをうえ きしひとをまつ 7 5 7


かなしや うれしや 4 4
せめてひとめと おもいしままに 7 7
かないてあうる いとしさよ 7 5

あはれや をかしや 4 4
きしにつどいし まよいしたまを 7 7
さきへみちびく かなしさよ 7 5


ここはひがん いのちのことわり いだくばしょ 6 8 5
えにしをつなぐ みおのそば こいしひとをまつ 7 5 8

はたせぬおもいを なぞりながら 14
ただひたすらに ふなびとはまつ 14

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

ふなうた

自分の中での課題である【和風歌詞】です。
イメージというか、インスパイア元は完全に地獄少女の「かりぬい」だったりします。

彼岸ってこちら側から渡ったら死ぬといいますが、逆に言えば、あちら側から渡ってきたら生まれるんですかね? 輪廻転生感的に考えて…。


当方は「歌詞応募用タグ付き」以外の歌詞については、常に曲を募集しております。
もしお目に留まりましたら、メッセージをくださいませ。

閲覧数:83

投稿日:2012/05/24 23:52:58

文字数:1,192文字

カテゴリ:歌詞

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