翌日。
「ミク」
「MEIKO姉さん、何ですか?」
「雅彦君だけど、大丈夫かしら?」
ミクに聞くMEIKO。MEIKOはミクが雅彦になにかを聞いたことはしっていたが、それ以上は知らなかった。
「…雅彦さんは大丈夫です」
「本当に?」
ミクの自信に満ちたこたえに、疑問をていするMEIKO。
「はい、私は聞きました」
「それなら、なぜ雅彦君は話せないの?雅彦君の頭脳をもってすれば、話したほうが楽になるという結論は容易に導き出せると思うけど」
「理由は二つあって、一つは自分の弱さのせい、もう一つはあまりみんなに心配をかけたくないからだそうです」
「少なくとも、心配をかけたくないから話さないっていうのは、逆効果ね。そうすることで、みんながよけいに心配しているわ」
ため息をつくMEIKO。
「はい、私も雅彦さんにその選択は間違いだと話しました」
「もう一つが、自分の弱さのせいね…。ということは、ミクも悩みについては聞いていないの?」
「はい、私にも話せないということを話してくれただけです」
寂しそうに話すミク。
「そう。雅彦君のことだから、私たちに話せれば楽になれるって分かっているはずなのに…」
「雅彦さんはそのことは理解しているみたいでした。でも、どうしても話せないみたいです。沢口さんにもアドバイスをもらいましたが、雅彦さんが話せないことを前提に何ができるか考えた方が良いといわれました」
「そうなの…」
しばらく考えるMEIKO。
「そうなると、ミクが頼りになるわね」
「はい」
「確かに私やKAITO、ルカにリンやレンでも雅彦君を励ますことはできると思うわ。でも、今回のことで最終的に雅彦君のことについて一番頼りになるのはミクってことになりそうね」
「それが雅彦さんの恋人になった私の役割だから」
MEIKOはそのミクの言葉に感心した。このように自信を持ってはっきりいえるようになったということは、ミク自身が成長したということだ。雅彦と恋人になった当初から二人をずっと見ているMEIKOだったが、二人が恋人になったころに比べて、はっきりと成長がうかがえる。
「ミク、ああ見えて、雅彦君は精神的にかなりもろい所があるわ。ミクがそんな時にしっかりできれば、雅彦君にとってこれほど心強いことはないと思うわ。だから、雅彦君をお願いね」
「はい、雅彦さんに何があっても、私が受け止めます」
そういうミクには、はっきりとした意志の強さが見て取れた。
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English
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