僕が居る世は、美しい。
季節のみせる景色…同じものですら、違う美を奏でる。

―ねえ、月よ。迷惑なこの世界は、何故こんなにも…

月の子なんて、存在するのを望まれなかっただけ。
竹にでも入っていれば、人の温度を感じ、暖かい記憶も、涙のない時間さえ在った?
誰かが、僕を愛してくれた?
其が苟且であっても偽りでも?

…譬えば。感情全ての行き着く形が、涙だとするなら。僕はそんなものなくした。
けれど。
僕を哀れむような美しさの此の世界。僕は此処の子では、ないのです。
お願い。


 さ
  だ
   く
    て
     し
      放
       解
        を
         僕
          ら
           か
            界
             世
              の
               こ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

【原曲:fumu様】少年かぐや【鏡音レン】

お久しぶりです('-'*)

fumu様(http://piapro.jp/fumu)の楽曲「少年かぐや」【http://piapro.jp/content/?id=7bw4ifvhqng1yikm&piapro=pmaj4k87chdshruf98103nluk0
の小説です。
ややこしい表現が入ってしまいましたが、月に帰るのをあらわしてみたつもりです( ̄・・ ̄)

次は、「大嫌いな僕へ」になるはず。

閲覧数:208

投稿日:2011/01/09 02:46:39

文字数:391文字

カテゴリ:小説

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