揺れる「またね。」が
私に鳴く
それは百合の花を想わせる
だから「またね。」に
君を告げる
揶揄いながら
戸惑いながら

雨上がり 君とふたり
肩が触れる 傘がひとつ
コンクリートに溶けた雨の匂い
嫌いだったけ
そうじゃなかったっけ
綺麗な髪
透き通った肌
その瞳に写る景色になりたい
呼吸の音だけ
心臓が息をする
血が巡って
あぁ 頬が熱い
揺れる「またね。」が
私を呼ぶ
それは百合の花を思わせる
だから「またね。」に
君を乗せる 
恥じらいながら
躊躇いながら

指先の熱が
絡む視線に
もう茹(うだ)ってしまいそう
甘い君の声はまるで媚薬だ
私の脳裏まで犯していく
ねぇ 気づいてる?
ねぇ 気づいてる。
あぁ 「気づいてる。」
揺れる「またね。」が
私に咲く
それは百合の花の馨(かぐわ)しさ
だから「またね。」に
意味を付ける
隠し事のように
秘め事のように
散らしたくなどないのだ
壊したくなどないから
君はそのままでいてよ
汚れたりしないでくれ
揺れる「またね。」が
私を抱く
それは百合の花を手折るように
だから「またね。」に
色を添える
君とふたり
影がひとつ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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under the lily

under the"rose"
少女たちの秘密。

閲覧数:38

投稿日:2024/05/12 06:17:41

文字数:490文字

カテゴリ:歌詞

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