忙しなく過ぎる 人の群れ
佇む冷えた街
凍る空の下 今はもう
呼ぶ事さえ出来ない

冷えた指に触れた 記憶は
感じる暇も与えない
追い駆けて彷徨い
一人立ち尽くす

何処へ行くの こんな季節に
掴む腕を 拒んだ
音も立てず 積もる雪の中へ
消えて行く


気付けば季節は 巡り
嗚呼 二度目の冬が来る
街を彩った 光
嗚呼 綺麗な程苦しい

脆く儚いまま 溶けてく
渦巻くだけの後悔を
掻き集めて抱いた
二度と帰れないの

君を君を 愛しています
伝えられず 溢れた
白く染めた 雪の中で一人
泣いていた


やがて涙となり この手から零れて
重ねた時に 忘れ行く


君を君を 愛しています
ずっとずっと 今でも

過ぎた日々の その片隅に
きっと君は いたから
白く染めた 雪の中で一人
泣いていた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【応募用】「白く染めた雪の中で(仮)」

灯宴さんの楽曲の歌詞募集に応募させて頂きました。
(http://piapro.jp/t/bsGG)


-君を愛しています

何も言わずに去って行った君を、もっと強く引き止める事が出来ていたら
そんな歌詞です。

灯宴さんの投コメにありました、悲しい・切ない系というテーマを元に書かせて頂きました。
冬や雪のイメージが強く浮かび「冬の別れ」を背景に書いています。

切なく、儚い雰囲気が心に沁みて来る素敵な楽曲です。

とても楽しく作詞させて頂きました。
※前のバージョンに平仮名置いてあります

閲覧数:213

投稿日:2012/12/08 00:01:31

文字数:355文字

カテゴリ:歌詞

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