この暗い暗いひとりの奥底に
何か得るものがあるとすれば
傷ついた強さだとか
傷つける弱さだとかはいらない

大切なものを全部注ぎ込んだつもりで
のぞき込んだ水底に希望なんて無かった

あの空に魅せられて蒼い絶望に飛び込んだ
報われないと識りながら
この空気の満たされない深い孤独でも
君だけは救いになると信じてた
嗚呼……

絞り出した声、灼ける喉、ただ何でもない
幸せみたいなカタチを必死になぞってた
水を掻いた指は折れて背負い込んだ涙も
響かない誰もいない水底は澱んでた

君に触れることにさえ怯えるのは
見え透いた破滅ただ怖くて
それでも諦めず
諦められない、水浸しのまま消えたい

あの空を飛びたくて鏡の中に飛び込んだ
真似事だねと嗤いながら
辿り着いた凍てついた空虚の夜は
君の名を叫んでは恋に溺れて

どうしようもないんだ
繋いだ鎖が壊れても
愛しいと感じた
許しようのない許されようのない
痛みは最初で最後の罪

些細なことだって
何度言い聞かせてみても
優しい君の怯えた瞳、消せないんだ

あの空に魅せられて蒼い絶望に飛び込んだ
報われないと識りながら
この空気の満たされない深い孤独でも
君だけは救いになると信じてた
なりたくてなれなくて
嘘をまとって
冷たさが僕を塗りつぶしたとしても
嗚呼……
君のこと愛してた、狂おしい程

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

MINA-SOKO

閲覧数:308

投稿日:2012/09/02 20:39:02

文字数:572文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました