見上げた雨雲不快な湿度指数
冷然な空気
瞳濡らす雨の色今
不透明さが増す
何も見えない訳では
ないのだけどどうにも

雨か涙か混ざった色彩
蒼くはなくもそれは美しく
雲の切れ間も見えない今日では
明日の天気見えないだろ

散々降ってる雨にも音は消える
雨音の反射
傘へと落ちる雨音音
魅力的な驟雨
叩いては跳ね返るの
誰かの嘘を消して

全て流してしまわれぬように
傘を掴んで空へと掲げて
僕はいつかの優しさを知るよ
空は再び雨に包まれ

会いたいという気持ちは今
雨に流され薄れて消えてく
雨が残した黒い影は
曇天の空映すように

雨か涙か混ざった色彩
蒼くはなくもそれはいつかの色
雲の切れ間も見えない今日では
今日からはもう

君に会いたい雨音聞いて
なぜか思うよ長いにわか雨
ゆっくり待つさ晴れ間を待つころ
ぼくの心は雨を映すだろう