A
鈍色の空灰色の大地駆ける足音
踏まれた花さえ顧みられず
灼けつくような戦場の風頬撫でれば
不安恐れさえ何処か遠く消えていく

B
長く続く戦は世界を蝕み
失われた平和消えた安息
私に失う物はもう何一つ無いから剣を取って・・・

S
駆け抜けた一閃交錯する銀の軌跡刃の音色
奪われた憎しみさえ戦う強さに変えて
振り下ろす刃が切り拓く未来の光だけを見つめて
戦おうすべての争いに終止符を打つまで

A
真っ青な空新緑の大地微笑む二人
二度と戻らない幸せな日々
その温もりもその優しさも当然の様に
明日もあるものと信じて疑わず

B
密かに忍び寄る戦いの影は
二人の温かな未来を全て
引き裂きあの日あの時私の視界が緋く染まった・・・

S
突然の侵略開戦の狼煙と恐れ逃げ惑う人
貴方に手を引かれて戦場から逃れようと
右肩の衝撃繋いだ手が離れ倒れ込んだ私に
振り向いた貴方のその背中を刃が切り裂いた

C
掠れ闇に呑まれる意識の中くずおれる
貴方に伸ばした手はもう届かなくて・・・

S
右肩の痛みに目を覚ます私の隣にあったのは
もう二度と微笑まない冷たい貴方の亡骸
失う悲しみに嘆いても広がる戦止まらないから
終止符を打つために剣を・・・

S
駆け抜けた一閃交錯する銀の軌跡刃の音色
奪われた悲しみさえ戦う覚悟に変えて
振り下ろす刃が切り拓く未来の光だけを見つめて
戦おう全ての争いに終止符を打つまで