コーヒーを飲んだ 寒い風が吹いた
震える身体 月が輝いて
オレンジ色の街灯が照らす
そんな空気が忘れられない10月

世界中が皆敵気分
独りぼっちのアンチヒーロー気取り
悔い改める気持ちはないよ
だって本当に何にも持ってなかったから

夢に見てた世界 誰も居ない部屋で
コーヒーを片手読書 妄想に逃げてただけ

コーヒーを飲んだ 月が好きだった
幻想的で優しい光を放つ
夜は色々隠してくれる
嫌いな人も 僕の汚い素顔も

現実に嫌気差して 家を飛び出したよ
世界の果てへ逃避 ちっぽけな世界の中

もういいよ 声が響く
なのに誰も聴いてない

コーヒーを飲んだ 寒い風が吹いた
小洒落た台詞 そして月が好きだった
実は憧れ物書きの真似
上辺ばかりで きっと見透かされてた

頭が狂ってる振りをしてた
そうでもしないと見捨てられると思った
今思えば馬鹿らしいこと
だけど本当に何にも持ってなかったから

もういいよ 声は遠く
探して 見つけてよって

声が聴こえる 懐かしい歌
思い出して ここにいるってこと
きっといつかは迎えに行くから

コーヒーを飲んだ 寒い風が吹いた
震える身体 月が輝いて
オレンジ色の街灯が照らす
そんな空気が忘れられない10月

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

10月とコーヒー ~月の記憶~

閲覧数:112

投稿日:2016/01/04 22:10:21

文字数:527文字

カテゴリ:歌詞

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