R:【残酷な運命（さだめ）、誰のせい？　
　どうかここに来て】

AR
ほどけたリボンを　あぁ、結んでくれる人を
　待ち焦がれたまま　一人の夜を過ごす　
わたし　荊姫

まばたく瞳はまだ　眠れぬときを見つめ
　涙を落とした胸元に　冷たい風が吹く

L
逢おう、夢の中で　きみに触れられたら
　毒をも喜び飲み干そう（/飲み干すわ）
　永久（とわ）に離れぬよう


ARL’
絡めた小指と息
　あの日の記憶がいま（もし）
せつなく浮かんで（楔になれるのなら）
　痛みをもたらすけど
それでいいほどに

微熱を求めるから（～が欲しいのなら）
　いつか応えてくれる？（いつかはあげると誓って）
消せない想いが
　つのるだけ（呟いた）
月が満ちてゆく
　残酷なさだめ、誰のせい？
　


R：【密かに恐々伸ばした　手のひらがつかむ幻が散っては】　
L：【　　　　　　魂だけ　ただそばへと…　幻を散らした　　　虚しく】

R:【届かぬかすかな呼びかけ　輝く幾千の星屑　それよりはるかに多くの問いかけ】
L:【綴る文（ふみ）も　意味などなく　　　　　　　　　　　　　　表わせないままに　溢れる】

R:【もしも邪魔なら　　　　　神さまでも　あぁ…】
L:【もしも邪魔をするのなら　神でさえも　殺（あや）めよう】
　　
R：【壁が阻む　とき　抱きしめてね　至福の　　　瞬間】
L：【壁が阻むそのときこそが　何をかもを捨てて疑う間もなく
　　　すべてきみへ捧げようとも構わないこと　明かして見せる瞬間】

R:【どうかここにいて】


ARL
ほどけたリボンを　はまだ結ばれないままでも（贈ったリボンは赤　ふたりを結び付けて）
　繋いだ心は　解けやしないのだと
ずっと信じてる

瞑った瞳はまだ（/～がいま）
　あなたの姿見つめ（離れた距離を縮めるよ）
涙を落とした胸元に　冷たい風が吹く


ARL’
揃えたグラスは割れ（透けた破片に映る）
　鋭い音をたてた（運命は呪わしく）
拾った指には
　痛みが走ったけど（痛みを走らすだろう）
それでいいほどに

微熱を求めるから（～が欲しいのなら）
　いつか応えてくれる？（いつかはあげると誓って）
消せない想いが
　つのるだけ（呟いた）
月が満ちてゆく
　残酷なさだめ　壊してよ