白い花弁が 軋むように
はらりと舞った 惜しみながら
永遠と 勘違いして
あっ、という間に 熟れるように
枯れてしまった 早いものだ
それでもいつか 大人になる
おまえが寂しいことは
誰よりもわかっているよ
だからいつまでも泣いていないで
迷わず先に おいきなさい
なにかがそっと 暮れるように
ぽとりと落ちた あっけもなく
お別れを 片手に持って
途切れた時に 紡ぐように
泣いてしまった 仕方がないね
それでも時は 進んでいく
悲しいね
うん、そうだね
だけどもう
縋れないね
うん、そうだね
ここでおしまいだ
お元気で
壊れはしない 沈むように
それはすべてを 攫うけれど
躑躅 咲き誇る頃には
繋がるだろう 浮かぶように
僕は止まった それだけのこと
それでもいつか 大人になった
おまえが寂しいことは
僕が一番知ってるよ
だからいつまでも泣いていないで
どうか笑って おいきなさい
あっ、という間に 熟れるように
枯れてしまった 早いものだ
熟れた六月
ASABASA
前頁でひらがなです。下記、シリーズというわけではないですが。
瞼 http://piapro.jp/t/WLlf
高秋 http://piapro.jp/t/IE6F
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