夏の匂いがした 
扇風機の羽が切り刻んだ言葉は
溶けていく 夜のしじまのなかへ
恋をした君にまで届くはずもなく
ただ消えていくだけの想いは募っていく

ああ
「去年もさ、おんなじこと言ってた。」って

笑っている 
風を送っては
「夏が来たよ。」って
かわっていく
だけど、ぼくは
ただ まだ
夏のせいにして 君を背にして
風に流しておくるよ
あの日言えなかった言葉を
君にまで

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

扇風機

「扇風機」の歌詞です。

物語設定と動画中の文章は詩咲花さんのもの。

夜の縁側で風鈴の音を聴きながら

顔を合わせないまま、扇風機に向かって話している。

そんな初心で涼しい夏の歌です。

閲覧数:132

投稿日:2018/06/15 23:13:47

文字数:189文字

カテゴリ:歌詞

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