無色の手紙


イントロ
アナタが 誰なのかなんて
いつも 知らず知らず 私は 今も

Aメロ
桜咲き 春が訪れ
花が散り 私の手まで

このごろ私は
真っ白 ただ そればかり 見つめ
緑の波が揺蕩(たゆた)う
それを横目に息を吐いて…
そんな風景を花が 彩(いろど)る

サビ1
アナタが 誰なのかなんて いつも
知らず知らず 私はいつも

世界が このまま 姿を 隠したとしても
私は気づかない

Aメロ
青い空 夏を映して
日を照らし 影も色濃く

このごろ 私は
赤色 ただ それだけを 見つめ
黄金の光が混ざる
長い朝が夜を薄めて…
そんな毎日を空が 描(えが)いて

サビ2
私が 誰なのかなんて きっと
知らず知らず アナタはいつも

見知らぬ 無色の 手紙が 届いたとしても
アナタは見てないでしょう

Bメロ  
秋晴れ 過ぎ去って 冬が 体を 包み込んで
雪色(ゆきいろ) 染まってく 外も そっと 消えて消えて

サビ1(少し変更有)
アナタが 誰なのかなんて いつも
知らず知らず 私は今も

世界が このまま 姿を 隠したとしても
私はこの手を

大サビ
アナタが 誰かということ
私は今更気づく

世界は 私と アナタを また離していく
だけど忘れないから




<Word>

真っ白=病院の壁
緑の波=病院の脈の状態を示す機械(名前を知りません)
赤色~黄金の光が混ざる=献血の血の色(赤)、夕日(赤と黄金)
長い朝が夜を薄めて=夏の日の特徴(朝が長く夜が短い)
無色の手紙=宛名の無い手紙のこと
外もそっと消えて=だんだん弱っていっている状態
また離していく=彼女が死んでしまうということ


「だけど、忘れないから──。」
舞台は海辺の病院。外には大きな桜の木が一本。
記憶を失っている少女は、誰か(彼)に手紙を書くという
それだけを覚えていて、自分の名すら覚えていない彼女は
宛名の無い手紙を送り続けていた。
季節が移ろいでいくにつれ、彼女はどんどんと弱っていく。
そして、最期の最後に全てを思い出す。しかし、
彼女は宛名にしっかりと彼の名前を書いた
「忘れないから」という手紙を残して…。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

無色の手紙

http://piapro.jp/t/4v2r
上記URLの曲への歌詞です。

閲覧数:199

投稿日:2013/02/28 00:03:32

文字数:916文字

カテゴリ:歌詞

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