『ねえ』
話をしている雅彦とワンオフのミクに、声をかけるワンオフのリンとレン。
「二人とも、どうしたんだい?」
「二人は神波さんと神波さんのミクさんと話すんでしょ?」
「その方向だけど…、どうしたんだい?」
「何を話すか聞きたいの。二人とも、私たちにあんまり話してくれないから気になって」
「…リンとレンには話してなかったわね」
「そうだったね」
「…何を話すつもりなの?」
「人間関係の話だよ。向こうの出方次第だけど、僕は、僕の経験から話せることかな」
「ミク姉は?」
「雅彦さんと同じよ。だけど、私の方から聞きたいことはあるわ」
「俺たち、あんまりそういうこと聞く機会が無えからな」
ワンオフのボーカロイドは基本的にデフォルト設定であり、量産型のボーカロイドも指定がなければ同じ設定である。そのため、ワンオフのミクと神波の量産型のミクは、見た目には大きな差異はない。ただ、中身は別物で、実質的には似て非なる存在である。基本的にはプライベートでは両者の間には接点がない。
「楽しみ?」
「ええ、神波さんのミクさんが何を考えているのか、気になるわ」
「マサ兄は?」
「…僕は僕なりの考え方を伝えたいと思っている。ただ、あまり押しつけがましくしたくはないね。最終的な結論は彼にして欲しいかな。高野君の話を聞く限りだと、大丈夫な気がするけど」
「…マサ兄は考えすぎよ」
「かもしれないね。だけど、研究室で彼と同じ位の年齢の学生と沢山接してきたけど、昔よりは慣れたけど、難しいことは肌で感じていて、万人向けのこたえはない気がするから、その都度考えないといけないからね」
「…俺、マサ兄がわざと難しく考えてる気がする」
「そうかな?」
「なんか、理屈をこねくり回してる気がするな。もっと単純に考えた方が良いと思うけど」
「レンは単純に考えすぎよ」
「何だと!」
「…リン、レンをからかったらだめよ。だけど、私も雅彦さんは少し難しく考える傾向がある気がするわ」
「うーん、あんまり自覚がないんだけどね。癖になったから、慣れたのかもしれない」
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