夏空 花揺ら踊る道で
僕は死んだふり 今日も空を見ていたんだ


ただ ただ
空を見ながら 僕は歩く
見たくて見ていたわけじゃなかったんだけど

雑踏が 空っぽの僕を押し潰していく
抵抗さえできない僕は
人と目が合うことが 怖かっただけなんだ


わからないやっていったって
あの日の言葉 胸を刺した

いっそのこと死んでやろうか
そんな勇気さえ持ってないのに

どうせ 僕もいつか死ぬだろ
終わりが見えるのに 怖気づいてんだ

因循 今日も、まだ


はら はら
花が揺らぎ 舞い散る
生きている意味を 見出せずに空を見ていた

あの日の ふっと浮かんで沈んだ言葉
「いつか、夢を抱きたい」
叶うはずなんてないって思った


夏蝉の唄が響く
形のないその唄声は 夕闇の藍に染まっていった

どうせ、どうもしないままだろ?
ならば、いっそ僕も こうでよかったのに


今を生きる価値 ありますか?
僕にその価値ってのを教えてくれよ

少しずつ大人になりながら
時が過ぎるのを待つだけでいいのか

足元に落ちる アスチルベ
拾い上げ 僕は空を見てた

始発電車の汽笛が鳴る


わからないやっていうだけじゃ
生きる意味など見つかるはずもないだろ

今になって後悔してたって
昨日を変えられるはずもないのさ

明日に何か失ったって
夢を描いた まだ見ぬ未来へ

振り返らずに 進め


淡く霞む 空の向こうへ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

夏の空と、アスチルベ

歌詞です

閲覧数:175

投稿日:2017/09/18 18:38:49

文字数:602文字

カテゴリ:歌詞

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