錆びた扉が 鈍く音を立てた
暗い部屋から 響く歯車の音
咲いた洋燈の 花に酔い痴れてる
極彩色の世界

明かい洋燈を潜ったら
仄かな夕の色
「僕」はコインを握り締め
意識を沈ませた


扉叩くは 幼稚い過去の子
部屋の奥から 響く歯車の音
暮れる夕陽の 暖かさに泪
灯りを点けよう。


今はもう錆びてしまったけど
修理したまま埃を被った時計
巻き戻しあの日へと帰ろう
全てが極彩色だった頃へと


明かい洋燈を潜ったら
仄かな夜の色
僕はコインを握り締め
色褪せた静謐の中へ

閉じた扉に背を向けて
さあ、何処へ往こうか。
僕は時計を握り締め
夜明けの街を歩く


*ひらがなバージョン*


さびたとびらが にぶくおとをたてた
くらいへやから ひびくはぐるまのね
さいたらんぷの はなによいしれてる
ごくさいしきのせかい

あかいらんぷをくぐったら
ほのかなゆうのいろ
ぼくはこいんをにぎりしめ
いしきをしずませた


とびらたたくは いとけないかこのこ
へやのおくから ひびくはぐるまのね
くれるゆうひの あたたかさになみだ
あかりをつけよう


いまはもうさびてしまったけど
なおしたままほこりをかぶったとけい
まきもどしあのひへとかえろう
すべてがごくさいしきだったころへと


あかいらんぷをくぐったら
ほのかなよるのいろ
ぼくはこいんをにぎりしめ
いろあせたせいひつのなかへ

とじたとびらにせをむけて
さあ どこへゆこうか
ぼくはとけいをにぎりしめ
よあけのまちをあるく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

歯車と洋燈

此処は現実から、切り離された世界。
外は寒いでしょう、どうぞ、お入りなさい。


A-S-A'-C-S'-LS
歯車を巻き直すお話。

閲覧数:241

投稿日:2013/06/17 21:44:59

文字数:643文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント1

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  • けんたん

    けんたん

    ご意見・ご感想

    心地よい殺伐感(*´ω`*) アメチュアンのコラボにもカオださないとなぁ~

    2013/06/17 23:18:55

    • 飴太

      飴太

      わぁぁありがとうございます(*´ω`*)!!
      またお暇な時にでも来てやって下さいまし?(・ω・)

      2013/06/17 23:20:39

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