春と桜は同義だ
エゴと僕らも同義だ
幾千年と生えている
この桜も僕らと同義だ

欠陥した楽観的風景
憧憬の念を持ち 描いた
君の頭上に花弁 落ちて
揺らいだ春が それを浚ってゆく


日頃の行いが悪いせいか
桜は少々 散って止まない
幾千年と懸け繋いだ
この命が僕で申し訳ない

雑多に並べられた空き缶が
やけに物憂げに感じたんだ
四月上旬の空と花
イサヒよ 僕に答をください


「少し寒いね」
「嗚呼、そうだな」
他愛もない会話でさんざめく
「きっと出来るよ、信じてるよ」
楽観的を放り投げて

髪が靡いた
花は綺麗だ
桜色で塗り固めてく
楽観的に生きてみようか


ソメイヨシノ コヒガン ベニシダレ
シロタエにタイハク シラユキ
なんのこっちゃ知らないが
何れも此れも 桜の呼び名

それらの桜が咲いた頃に
吹く冷たい風が思い出せないんだ
笑って 誤魔化した 

しょうもねぇよ こんなありふれた絵
でもね 僕はそれを描きたいんだ
花が揺らめいた

花冷え


日頃の楽観的風景は
花を添えずには 始まらない
幾千年と咲き続けた
この桜の木には 申し分無い

雑多に並べられた 無個性に
やけに 嫌気が差したとて
四月上旬の空と花
ウルエは青に自問自答


「自己の感性だ」
「ふざけないで」
散々な会話でさんざめく
「きっと出来るよ、なんて嘘だよ」
悲観的を押し詰めて


髪が靡いた
空は惨めだ
桜色で塗り潰してく
楽観的に生きてみたいな

ソメイヨシノ コヒガン ベニシダレ
シロタエにタイハク シラユキ
なんのこっちゃ知らないが
何れも此れも 桜の呼び名

それらの桜が咲いた頃に
吹く冷たい風が思い浮かぶんだ
君から 教わった

しょうもねぇよ こんなありふれた絵
だから 僕はこれを辞めにしたいんだ
花が揺らめいた

花冷え


春の記憶を回想した
あの日は 笑えてたな

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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花冷え - lyric

閲覧数:157

投稿日:2017/04/02 09:57:01

文字数:795文字

カテゴリ:歌詞

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