降水確率 50%
錆色の街を歩く
プラネタリウムのような追憶に
本物の星をえがく
ほっとココアの甘い湯気を吸いこんだ
ちょっと痺れた痛い舌もひりひりと
道端の野良ネコ 手袋はずして
寂しさもはんぶんこで
逆光ひやりと鋭く光って
感覚を切り裂く
みんな見ないふり
厚い雲のフィルターかけて
静か、ぼくの天体
冷たい耳だけでも
温度が欲しくって
聞き飽きた音で守った
真冬の空気は 言葉も奪った
指先はすぐに冷えた
荒れてる唇 俄かにだんまり
雑踏をふんで歩く
まっ赤りんごをひとつ買ってポケットに
きゅっと握った冬の匂い漂った
おんなじ位に加熱は簡単
感情は丸くなった
オリオンめがけて飛び立て緋色の
満月と成りゆけ
それじゃ、これっきり
最期つなぎ死にゆく星が
翳る宙で点滅
黄昏見送ったら
余熱をおき去りに
ふちどりの外に逸れて
「それじゃ」手をふって
冬のぼくは記憶を齧る
ラストソング再生
真白な花と星
りんごをはなむけに
晴れ空に耳を晒した
*
こうすいかくりつ ごじっぱーせんと
さびいろのまちをあるく
プラネタリウムの ようなついおくに
ほんもののほしをえがく
ほっとココアのあまいゆげを すいこんだ
ちょっとしびれたいたいしたも ひりひりと
みちばたのらねこ てぶくろはずして
さみしさもはんぶんこで
ぎゃっこうひやりと するどくひかって
かんかくをきりさく
みんなみないふり
あついくもの フィルターかけて
しずかぼくのてんたい
つめたいみみだけでも
おんどがほしくって
ききあきたおとでまもった
まふゆのくうきは ことばもうばった
ゆびさきはすぐにひえた
あれてるくちびる にわかにだんまり
ざっとうをふんであるく
まっかりんごをひとつかって ポケットに
きゅっとにぎったふゆのにおい ただよった
おんなじくらいに かねつはかんたん
かんじょうはまるくなった
オリオンめがけて とびたてひいろの
まんげつとなりゆけ
それじゃこれっきり
さいごつなぎ しにゆくほしが
かげるちゅうでてんめつ
たそがれみおくったら
よねつをおきざりに
ふちどりのそとにはぐれて
それじゃてをふって
ふゆのぼくは きおくをかじる
ラストソングさいせい
ましろなはなとほし
りんごをはなむけに
はれぞらにみみをさらした
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