春の香り 凍えた心を満たす 人知れず
それはまるで遙か恋人の
手紙の文字 小さな小さな秘密 邪気(あどけ)なく
八重九重 月がその上に溶けて

綺麗

雲は鋼青色(はがねいろ)の隠れるように 思睡のまま流れ
枝に絡まりつつ離れゆく
空は暈け 果てを知るかのように碧く切って それでも
その横顔を索(もと)めて捜す旅

春の嵐 舞い散る淡紅(うすべに)の粒 音もなく
憶えている 桜吹雪くさま
それはまるで 鶯啄む蜜の朧気さ
陰影(かげ)捉える 刹那 微眠んだみたく

詩的

風は清く澄んだ空気を連れて 触れれどつかめずに
花の醸した切なさに眩う
雨はあたたかく頬濡らす更紗 すべてを包みこむ
思いだせない あの男の 横顔も

雲は鋼青色の隠れるように 思睡のまま流れ
枝に絡まり また離れてしまう
空は暈け 果てを知るかのように碧く切って それでも
その横顔を索めて捜す旅

その横顔を索めて捜す旅

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

桜の横顔

にっきー八ッ橋さんの楽曲(http://piapro.jp/content/cxv8gmej9ngnwkbp)
に詞をつけさせていただきました。

不採用でした。

閲覧数:381

投稿日:2012/03/10 12:32:37

文字数:400文字

カテゴリ:歌詞

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