「桜ノ木の下で」

いつか目を覚ましたこの場所は
木漏れ陽の射す春の丘
君に出会うまで僕はずっと
洗い晒しの 毛布かぶり
街を見下ろしていた

空模様は深々と変わり続けて
瞳閉ざしたまま 幻想を見てた
君が声かけてくれたとき
色付く明日の 兆しが見えたよ

少しだけ 元気になれたけど
じゃあねと言って 手を振り合い また独りになって
幾千もの夜を超える強さを欲しがるあまり
思わず涙がこぼれ落ちそうな気がしたよ

さよならも告げずに
人はやがていなくなるのだろうかと
不穏な大気に包まれても
咲いては散る 桜の木の下で
二人の出会いは始まった 春の日

君がいなくなってから また僕は
刹那に消え行く 春色を見て
眠りに落ちて また目が覚めたとき
無垢な情愛をこの身で感じたよ

「出会いと別れは また繰り返される」
半信半疑で君のことを見つめていた日々
入道雲の湧き上がる 地平線を見てた
いつしか長い旅が 始まることも知らずに

ありがとうも告げずに
僕はいつの間にか 幸せと共寝している
平穏な日々を綴るこの場所で
咲いては散る 桜の木の下で
二人の出会いを振り返ろう 春の終わりに…

情を絶やさずに
君と僕が 陽を浴びて 向き合うなら
喜びも悲しみも分かち合おう
咲いては散る 桜の木に誓い
孤独だった時間は色めくよ 春風とともに

走馬灯は次第に消えていった
この胸の奥に花咲く

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

桜ノ木の下で

ダンボール箱に篭る捨て猫が桜の木の下で自分の新しいご主人様が迎えに来るのを待ち焦がれている情景。

閲覧数:120

投稿日:2014/02/06 23:41:43

文字数:596文字

カテゴリ:歌詞

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