空に浮かんでいる 紅い月の下 街だったものがそこにはあった
ここで生きた証 あの手の温もり 瓦礫の中に葬られていく
僕だけがいるこの瓦礫(まち)の中で 僕がいる理由がどこにもなくて
何度失えばいい? 何度叫べば取り戻せるの?
答えはないって 分かってたよ 月明かりの中


手に握っていた 力の証明が 零れ落ちて地面を濡らしていく
用意されたのは 神様のエゴで ノーマルエンドもありやしない
「平等に死を!」 「僕達に平和を!」 縋っていたものはなんて残酷だ
何もいらない この力も もう守るものはなくなった 紅い夜に慟哭が吸い込まれて消えた


守るための力だった もう必要なくなった 街が消えるのならば 僕も共に消えよう

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

Power of Sword

Yonetさんの歌詞募集、Power of Sword の歌詞を書いてみました。
http://piapro.jp/t/8jm0

主人公が戦争から帰ると、自分の街はなくなっていた、守るための力だったのだからもう自分はいらない、町と一緒に自分も消えようと決意した、というイメージで書きました。

閲覧数:153

投稿日:2016/07/30 20:19:31

文字数:312文字

カテゴリ:歌詞

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