【A1】
開きっぱなしの靴箱
鳴り響くチャイムの音

寝坊助な小春は
まだ蕾 隠したままで

【B1】
臆病なつむじ風 閉じた箱から
まだまだ芽吹かないままで

勇気出して 手を伸ばした
その先に待ってる 青い春が

【S1】
手紙に込めた 愛の言葉たちが
溢れ毎日が笑顔にかわる

待ちつづけてる 種に光がさし
華やかな花を咲かせてた

幸せな思いで

【A2】
空っぽだった放課後
鳴り終えたチャイムの音が

ふと現をうつす
帰り道 夕暮れのまち

【B2】
気がつけば遠い過去に 囚われてて
あなたを思い出してた

また会う日だけを楽しみに
頬を伝う雨 落ちるけど

【S2】
昔手紙に 込めた言葉たちが
虚しく溢れ 涙にかわる

待ちつづけてる 種は光がなく
華やかだった花を 散らせてく

幸せだった思い出


【S3】
夢に向かって 歩きだしたキミは
今どこでなにをしてるのかな

私は今も 変わらないこの街で
ただあなたを 待ちつづけてる

【S4】
あなたがくれた 愛の言葉たちは
枯れることなく 咲き誇っている

小さく芽吹く 蕾は怯弱に
また今年も顔覗かせる

秋の空のしたに