嘘?
本物?

・・・分からない。

こんな仮面、もういらないのに。
こんな怪物、もう殺したいのに。

「おいカノ、今日のお前、なんか変だぞ。」
「そうッスよ、カノはカノらしくしてて欲しいッス。」

僕は僕らしく?
その僕は、どこにいる?
僕自身にも分からないんだから、仕方ないじゃないか。



汚い僕は、汚い僕らしく・・・ってか。
そうだ、僕は汚い。
心の中で、怪物を飼って。
沢山の仮面を、時と場合によって使い分けて。

もう、嫌い。

嫌い!嫌い!嫌い嫌い嫌い!!


「カノ・・・?」
不思議そうに、キドとセトが僕の顔を覗き込む。

ダメだ。
こんな所で、ダサい自分なんか見せちゃ。
僕は、また笑顔をつくる。

「ん?なにっ?」

そうやってずっと、欺き続けるんだろうか。

そんな怪物、いらない。
殺したい。
大嫌い。

ほら、聴かせてよ。


「・・・僕は、怪物だよ?」
立ち止まって、俯いた。
キドやセトも立ち止まり、こちらを振り返る。

僕は、二人を見ながら言った。





「呆れちゃうような僕なんて、もう救えない―・・・?」


そう、僕はもう駄目なんだ。
ずっと 嘘をつき続けてきたから。
何年も 仮面をかぶり続けていたから。
いつだって 怪物と一緒だったから。

あぁ、何でかな。
・・・欺けないや。


嘘だらけでボロボロな僕を。
壊れ物を扱うような、僕だけの言葉。


「問題ないぜ。」


なんて言って。
君は変わらないね、キド。
セトも、笑顔をこちらに向けている。

「・・・あぁ、ミスっちゃった。」

誰にも聞かれないように、小さく呟いた。


また、不気味な僕に、常々溺れてく―・・・。

ピバップが消えて。
ツビートが泣いた。

・・・あの街の夜のこと。




あぁ、ちょっと喋り過ぎちゃったね

まぁ、ただの法螺話だけどさ

それじゃあ今日はこの辺で

次に合図が鳴った時は

もっと不思議な咄をするよ


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

夜咄ディセイブ 【自己解釈・後編】

ぎいやああああああああああああああああああああああ((
ぐはぁwせdrftgyふじこlp;@:「」((

完結!
後編!!
最後!!!
自己解釈難しい!
でも楽しい!
なんて言ったらいいのかな、うん。
崩れそうな脳が『NO』で満ち満ちて行く、んだよ\(^q^)/

前編→http://piapro.jp/t/PYJx
中編→http://piapro.jp/t/NHhU

閲覧数:1,302

投稿日:2013/03/01 18:58:41

文字数:827文字

カテゴリ:小説

クリップボードにコピーしました