GUMIオリジナル「Alcane 9%」

ボカコレ2022春応募曲です。

歌詞↓

浅はかで難解な春の音
入れ違いいかれちまいそうなシブノート
ステレオタナトス一方通行
くぐもった声は夜に溶けた

月の裏に隠したノンカフェインデー
わだかまりまだ分かりかねてる壁に居て
マクロのフリした骨だけの絵画の中へ

算段まみれのティピカルな夢
メッゾ曇のようなグレー
大抵それは虹を描くピーターパンの
墓場に咲いた花

レイジィボーイ、インスプーキークラウド
廃路(halo)を抜けて逃げ切ったビビ(vivid)割れのランデブー
ウィットネス灰皿眺め語り継ぐ
年中ハイヤーセルフと踊る延長戦

温もったオーバーデイズ
甘い日差しに見つけた鈍寄り(日和)のインフォニー
待つ瀬に咲いた蜘蛛の巣が買い叩かれても
あなただけは夜に溶けないでくれ

春に酔ってさ
淀めいた水からの贈り物
ありふれたあの触れたくない利他、潜り込もう
微かな目覚めは空振りの賄賂のエビデンス

プラシーボーイ、セズグルーミーワード
最後の傷はどうやっても消えないみたいだ
奪っても歌っても風に裂かれてもきっと
心臓深くにこびりついてんだ

繕って恋をして廃路を抜けて
ずぶ濡れの捨て猫みたいに
かつての笑った顔すら思い出せなくなっても
あなただけは、

レイジィボーイ、インスプーキークラウド
まだ憧渇れと見栄尻尾が双子のワンダラー
ダイアリー、ハイカラ暮れ銭ルミナス懐柔
酩酊通りから伸びる環状線

着古した老眼鏡
夜の帳が彩った耳打ち(身内)のアイボリー
あるケに落としたお守りが灰に飲まれても
あなただけは夜に溶けないでいてくれ