夏の終わりに 線香花火を
二人でしたの 覚えてる?
君は笑って、 私みたいだと言った。
一瞬どきりとして 君を見た。
君は私を見つめてこう言った。
「小さいけど、あったかいでしょ?」
私はあいまいに笑ってごまかした。

あと少しだと 胸が痛む
二人でいたい あと少しだけ
君に言いたい 私は言いたいの。
伝えなくちゃ この音葉
私は君に向かってこう言った。
「本当は、もう少しでいなくなるの」
君は振り返って微笑んだ。


線香花火の小さな灯りは
私の命のように小さいの。
だから最後に大きく、大きく、
灯りを精一杯大きく、大きく。
爆発させてみるのも、いいじゃない?
さあ、導火線に火はついた。
私の終わりのカウントダウン。

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灯花

灯滅せんとして光を増す
季節が違うのには意味があるのです。

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投稿日:2010/10/01 23:43:11

文字数:314文字

カテゴリ:歌詞

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