気づけばよかった
三千世界の鴉を殺したって
君の心は手に入らないって

気づけばよかった
君の心捉えてるのはその鴉達の一羽だと
その一羽の為に君はきれいな声で歌っていたと
その一羽の為に君は微笑んでいたのだと

気づけばよかった
鴉がいなくなった世界でいくら君に語りかけても
ボクの言葉なんて届かないということを・・・

あの鴉の代わりなんて君の中にはいなかったんだ
もう君はあのきれいな唄うたってくれない
もう君はあの華のような笑顔みせてくれない

壊れたオルゴールのように唄を紡ぎ
壊れた人形のように微笑む

それでも・・・
ボクの傍らに君がいることが嬉しいんだ
ボクが壊した君がいるのが嬉しいんだ

本当は気づいてた
壊してでも手に入れたかったんだ
心が手にはいらなくても

ボクだけのものにしたかったんだ
ボクだけの君が欲しかったんだ

なのにどうして・・・
こんなに嬉しいのに
こんなに虚しいの?

もう一度・・・キレイに唄ってくれないか?
もう一度・・・笑顔をみせてくれないか?

ボクは何を奪って何を得たんだろう

誰もこたえはくれないまま
壊れた君といつまでも・・・

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  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

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投稿日:2008/04/30 14:39:33

文字数:491文字

カテゴリ:その他

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