XX年X月X日 晴れ
アンドロイドというものを作ってみることにした
と、言うわけで部下に頼んで世界中から材料を集めてもらうことにした

   材料メモ
鉄、シリコン、銀、硝酸→沢山
人間→十代が望ましい、男女各50人
スイスに行く者→ハイジが食べてたチーズとパン
ドイツに行く者→ソーセージとビール
日本に行く者→御当地のハローキ○。グッズ全種








XX年X月X日 雨
最悪の天気だ
三ヶ月も待たされた私の身にもなってみろ

まあいい、これからたっぷりと実験できるわけだ
暫くは飽きないだろう

以下、アンドロイドの作り方を書き記す


1.体の各種代用パーツを作っておく。人間はカプセルの中に入れておく
※注 最初は手足だけで良い

2.アンドロイドにしたい奴らの手足を骨と神経だけ残し、それ以外は代用パーツに換える
このときに拒絶反応を起こした奴らは他の実験に使うほうが無難だ

3.首から下を代用パーツに換える。

4.内臓をごっそり抜き取る。心臓などは一時的に人工心臓などで代用する。
このときに半分は死ぬと思っておいたほうが良い

5.脳をCPUにコピーする
このときに脳とCPUの間に回路を組むのを失敗すると簡単に死ぬので気をつけること


CPUについて
特殊な物を製造しなくてはならない
このCPUに全てをインストールする
OSなどはVOCALOIDの物を使用する
面白いことに私は女と男の一種ずつしか使っていないのに固体によってOSが書き換わることだ
亜種、とでも言っておこうか
今後の研究課題にしよう

6.CPUに体の各部分を置き換える
このときに20人くらい残っていれば上等

7.脳、脳髄、脊髄を引き抜く
CPUと上手く繋がっていないと死ぬので注意が必要

8.骨を溶かして代用パーツを全てその体にあった専用パーツに置き換える
なお、私の趣向により人間らしくするようにシリコンや生体金属を使用する

9.起動する



XX年X月X日 火事

しまったな、9のところで多大な電力を使用したらしく火事になってしまった
今回は結構数が残ったから電力が予想以上だった
まあいい、火事になっても金庫は残るだろう
なのでこれは金庫に入れておく



















ア・・・・ツイ・・・・アツ・・・イ・・・・・・・
誰か・・・・・・・助けて・・・・・・・・・・・・・・
誰・・・・・か・・・・・・

不意に誰かに引っ張られる
「え・・・・」
何が何だか分からない
「あ・・・なた・・・は・・?」
その誰かはカプセルの外に私を引っ張り出す
上手く立てなくて転んでしまった
「大丈夫かい?」
「誰・・・?」
「俺かい?俺は・・・・・・OSはKAITOだが・・・・俺の名前じゃないし・・・・」
「KAI・・・・TO・・・・?」
「いや、違う。そうだな・・・何故か俺は包帯を身に纏っている。だから帯人でいいや」
「帯人・・・」
「そう。んで、君の名前・・・なんて分かる訳ないか」
「私の・・・なま・・・・え・・・」
私の・・・・名前・・・・・
「分からない」
「だよな~。あ、やっと馴染んできたんだ。上手く喋れてるじゃん」
「そう・・・」
「まあいい、行こう。ここじゃあ俺らの体でも焼け死んじまう」
帯人に手を引かれる
「待って!」
「な、何?」
一つだけ・・・・覚えていた
「菊」
「キク?」
「うん、その花が記憶として残っていた」
「情報としてじゃなくて?」
「うん。」
「じゃあそれが名前だ。君は今日からキクだ」
「キク・・・か・・・」
何だか懐かしい響きだ
「じゃあ行こうか、キク」
「うん」
どこかでカプセルが割れる音がした
だけど二人は気づきもしなかった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

アンドロイドの作り方

色々と自分の脳内のイメージを書いてみたり。
ヤンデロイドは人間をベースに作られててそれゆえヤンデレ~とかなんとかそんな妄想から出来上がった作品

閲覧数:522

投稿日:2009/02/27 20:23:32

文字数:1,551文字

カテゴリ:小説

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