荒野の 懐かしい
麦の匂い いつの日か
離れる 覚悟が出来ては
母の手 繋いでいた

君の白い白い
心 黒く黒く汚れ
父の様に
遠く遠く 影を無くした

「いずれ出ていくわ」
悲しんで 泣く母に
冷たい 言葉を投げかけ
故郷を 忘れ去る日

誓いなんてどうせ
いつか破り捨てるだから
願うことは無駄だ無理だ
やめて せめて今は夢を

幻想 追い求めて
辿りついた都会に
飲まれ 夢を潰す大人
強欲は 無罪だなんて
知らず 知らずに知る
昔 信じてた
神は 何処へ果てて
消えた?
気づく ノスタルジー
「いつか…」

空き家の 狭い部屋
叶う夢は 叶えずに
毎日 遊び覚えては
大人の フリをしてた

暗い暗い 路地を
走り走り 朝日見上げ
君を思い出して
泣いて泣いて ふるさと 思い出す

悟る 母の死期に
涙 流せずにいた
そんな僕の 肩を押した
傍らの 少年は言う
「君は悪くないよ
過去の君がいる
それが 悪い」
そして 消える
心 取り戻す 君が

「過去」が消えれば
僕も消えるの?
問いは 涙で埋もれる

昨日 心がある君が
告げた全てを
今日 心無くす僕は
覚えては いられないだろ?
だから もう一度ね
君が言えばいい
いつも いつも
傍にいてさ 僕に
その声で 言って

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ノスタルジア

はじめて決められた字数で
書きました。
かなり難しい作品になりました。
この中で出てくる
「故郷」は
主人公(?)が生まれた故郷と
「君」という大事な、戻りたくなる存在=故郷
という風に考えて書きました。
一時間半クオリティですが
よろしくお願いします!

閲覧数:106

投稿日:2011/07/17 14:18:48

文字数:545文字

カテゴリ:歌詞

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