搖らぐ街明かりを背に
深く吐く溜め息　風に乗せ　呟く
ぼくはひとりだ
なにがたいせつかも忘れ
涙の数も数え飽きた
ほんとうは

どうしようもなく　だれもおなじ不安を抱えてる
気づかないふりをするぼくは臆病者ですか？
夜の天（そら）が青すぎてなにも見えないのなら
朝を待つだけ

All I'm looking for is...

泣きたくなって　笑えなくなったとき
靴の紐をそっと結んだ　強く
泣きたくない　だれかが囁く言葉に
また零れ落ちた一粒の欠片の理由（わけ）
探しだしたいよ

喪うことがこわいから
奪うことのできないぼくは偽善者ですか？
ずっと行き場をなくし　ただ佇む旅人の立ち姿
ぼくもおなじか？

鳥が舞う　より高く白んだ東の天に
嘲笑うふりをして啼いた
まだ早い　まだ若い　迷い戸惑い
すべてをうけいれなくていいと伝えていたんだ
嗚呼

たちどまって睛を開けたとき
見えるものすべてを信じられたなら
泣きたくないとまただれか囁く言葉を変えたい
そのための自由、理由（りゆう）を求めて

いつかきっと凍える夜も
照らす星の光で越えて行けるのさ
泣きたくないとぼくが囁く言葉に
また零れそうな幾粒の欠片の理由（わけ）
探しだしたいよ