八重に折り重なる 花弁散り際を
照らす朧月(おぼろづき)に 浮かぶ君の顔

枝垂れ髪(しだれがみ)を結う あの日あげた簪(かんざし)
静かに解いた(ほどいた) 風が囁くそばで

ひらひら舞い落ちよ 月夜に映える夜桜吹雪
今宵が最期だと 視界を染めて《うめつくし》 夢が醒める予感さえも 


季節度重なり 文も絶え果てて
翳る(かげる)想い人へ 今も色褪せず

凛と咲く花は 炉端の名も無き春
誰かが捨てさる 恋も過ぎし日の春

ひとひら握り締め 数多を超える運命試し
何処(いずこ)へ繋ぐ道 戻るは悲恋《涙川(なみだがわ)》 先も真(まくら)で兆しなし
  

偽るため虚言(うそ)をついたら
君が遠のく知らず知らず
気づけばもぅボヤケテしまい 独りきり

儚く千々(ちぢ)に舞え 月夜に夜桜吹雪
この景色を見る事は 二度と来ないだろう
儚く空に散れ 最期の夜桜吹雪
あの景色を残したまま ずっと続いている 何も変わらずに

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

夜桜吹雪

shaloさんに宛てて。
http://piapro.jp/t/YZki

そこまで、難しい古語は使ってないはずです。
和風風味な感じを狙ってますが。

()内は読み。《》はコーラスです

閲覧数:111

投稿日:2012/03/26 22:40:18

文字数:412文字

カテゴリ:歌詞

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