陽炎に揺れる影の里で 陰りゆく杜若 
交わした微かなその馨り
果たせない約束 指切った疵の痘痕  
何人の涙も 拭い去れもせず

不知火の神隠し 喜怒哀楽の風 吹き過ぎ
知らずに独り雅楽師 舞い踊る祈り

「暁 我が月の舞
 篝火の果てに神の鬱で 映せ」
哀しき御魂 せめて安らかに 


不条理の浄瑠璃で 四季折々の摩訶不思議を
謡うは孤独な鼓動 打ち鳴らす言葉

儚い贖いの舞
埒外の理への恨み 痛み 
刹那の静寂 永遠を留めゆく唄

「暁 我が月の舞
 篝火の果てに神の鬱で 映せ」
哀しき御魂 せめて安らかに 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

月舞

エッス氏の曲へ寄せて。
http://piapro.jp/t/YS66

読み方補足:
杜若(かきつばた)、馨り(かおり)、疵(きず)、痘痕(あばた)、何人(なんぴと)
舞(まい)、鬱(うつ)、御魂(みたま)、埒外(らちがい)、理(ことわり)、静寂(しじま)

・月舞(つきまひ)・・・鎮魂歌の舞みたいな何か。

閲覧数:138

投稿日:2013/04/10 22:21:47

文字数:259文字

カテゴリ:歌詞

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