■どうでも良いショートコント■
「やぁ、ジェニファー聞いたよ。君ピアプロで作詞なんて始めたんだってね」
「あら、アンディったら相変わらず耳が早いのね」
「HAHAHA、前も言ったろう。僕は君の事ならなんでもお見通しなのさ」
「ええ、それは聞かなかったことにしておいたけど、本気で気持ち悪いからそれ以上こっちに近づいてこないでくれるかしら。まぁ、どうしても警察のお世話になりたいのなら構わないけれど」
「うーん。良い反応だ。ところで君は今、書いたものの投稿のやり方に困っていたりする。違うかい?」
「ええ、凄いわアンディその通りよ!どうしてわかったのかしら。私警察を呼んだほうが良い?」
「HAHAHA、それは少し早計というものだよジェニファー。恐らく今君は、作詞募集タグで見かけて気に入った楽曲に歌詞を書いてみたは良いけれど、作品の投稿のやり方がわからなくて、やむなく作品のメッセージボードに歌詞を書き込もうとしている。どうだい、正解だろう?」
「大正解よアンディ!これはもう実刑は免れないわね!」
「HA-HA。そんなに褒めるなよジェニファー。なぁに、僕も昔あそこで投稿していた事があってね。だからたぶん同じような事で悩んでいたりするんだろうなぁと思っただけさ」
「あら、それは残念ね。これでようやくあなたとの縁が切れると思ったのに……」
「FO-FO。それはとても刺激的で甘美な響きのするPLAYではあるけれど、今は置いておこう。そうだね。歌詞募集における投稿にはいくつか形式美というものがあるんだ。これは活動を続けていくのであれば自然と身についていく事ではあるけれど、早めに知っておいて損は無い事だから目を通しておいてくれると君の為になると思うよ」
「あら、アンディったら気が利くのね。仕方が無いから通報するのは一時間だけ待ってあげる。早く荷物を整理すると良いわ」
「うーん。COOL。でも、そんな君も素敵だよ」
■歌詞募集から投稿の流れ■
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1.楽師さんが「歌詞募集タグ」・もしくは「歌詞募集タイトル」をつけて投稿する
2.作詞さんは「歌詞募集タグ」・もしくは「歌詞募集タイトル」の作品を検索して気に入ったら書く
3.募集要項・期限等については作品ページの説明文を参照
4.作詞さんがわらわらと作品を投稿
5.募集を締め切り・歌詞選考・発表・絵師と動画師を募ってニコニコ動画投稿を目指す
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「これが、基本的な流れだね」
「それはわかってるわよアンディ。私が知りたいのは投稿のやり方」
「オーライオーライ。ジェニファー、何事にも焦りは禁物だよ?そう、僕達二人の関係のようにね」
「そうね。司法にもそれなりの手続きというものがあるものね。わかったわアンディ」
「GOOD。それじゃあ続けようか」
■Ⅰ.歌詞を新規投稿してみよう■
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①マイページ上部の「新規投稿」を選択
②メモ帳等に書いておいた歌詞を【投稿するテキスト(歌詞・小説など)の入力】に貼り付け
③【作品のタイトル】にタイトルを書く
④テーマキャラクターを選択
・投稿する作品のページに使用ボカロのタグがあるはずなのでそれに併せるのが好ましい
・UTAU及びクリンプトン以外の他社製品の場合は【その他】にチェックを
⑤【カテゴリ】は【歌詞】にチェックを。小説の場合は【小説】。コラムや連絡には【その他】。
⑥【説明文】を入力
・歌詞の内容補足、難解な漢字の読み、英語辞書の抜粋等に使うのも親切
・説明文冒頭に【○○さんの作品に応募+作品url】というのも様式美の一つ
⑦【タグ】に関しては特に気にしなくて良い。つけたかったらつけても問題は無い。
⑧ライセンス条件
・著作権に関するライセンス。
・特に気にしなくても良いけれど、不安であれば【ライセンス条件を付けずに投稿する】にチェックを
⑨【利用規約に同意しました】にチェックを
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「後はプレビュー画面が出て、この内容で投稿するを押せば晴れて投稿完了というわけさ」
「なるほどね。オリジナルライセンスというのはしっかり作っておいたほうが良いのかしら?」
「そうだね。同人CDやカラオケ化なんていう話も最近は珍しくは無いから、そういう時のトラブル回避のためにライセンスは定義しておくに越した事は無いかもしれないね。ただまぁ、あまりガチガチにライセンスを固めている作詞さんは残念な事に敬遠されがちな風潮があるというのも聞いたことがあるし、そこはジェニファーの判断次第というわけだね」
「プロでもないのに、アマチュアの世界も色々と面倒なのね。アンディはどうしていたの?」
「そうだね。僕も色々な事があったから一時期ライセンスをガチガチに固めていた事があったりはしたんだけど、途中から面倒になってね。最近はライセンス条件を付けずに投稿するにチェックを入れて投稿しているよ。ワンクリックで済むしね」
「ふーん。それでもやっぱり敬遠されたりはするのかしら」
「HAHAHA。まぁ、そればっかりは楽師本人に聞いてみないとわからないな。楽師も人間だからね。その捉え方は十人十色という部分もあるさ。まぁ、僕はライセンスを少し固くしたぐらいで敬遠するような楽師は願い下げだから構わないけどね。ただまぁ、実際問題として金銭が絡まない限りは先ず問題になりようがないし、金銭が絡む状態で作詞側をないがしろにすれば非営利使用の条項に違反する事になるわけだから、作詞側の著作権はそれほど危険に曝される事は無いと考える事もできるかもしれないね」
「なるほど、つまり気にするだけ損なわけだ」
「イグザクトリィ!(その通り)」
■Ⅱ.投稿した歌詞を応募してみよう■
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①投稿した作品のURLをコピーしておく
②募集ページに行きメッセージボードで【使わせてもらいました】をチェック
③挨拶交じりに作品のURLを貼り付ける
例)
はじめまして、ジェニファーよ。
貴方の楽曲がとても素敵だったから私も歌詞を書いてみたの。
あなたの好みに合うかどうかはわからないけれど、お気に召せば幸いだわ。
http://piapro.jp/t/YcKd
質問や要望があったら気兼ねなく言ってちょうだい。
それじゃあ良いお返事が来ることを期待して待ってるわ。なんてね。
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「完璧だよジェニファー!その調子だ!」
「ふぅ、とりあえずは良かったわ。慣れない事をするとやっぱり疲れるわね」
「HAHAHA。歌詞投稿に関しては他にも色々TIPSがあるんだけど聞いておくかい?」
「そうね。まだ時間がかかるみたいだし、せっかくだからお願いしちゃおうかしら」
■Ⅲ.歌詞投稿TIPS■
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①ひらがなver
漢字というのは多様な読まれ方をしたりします。321のような数字の表記も時として「さん・に・いち」「すりー・とぅー・わん」のような読ませ方を想定して書く時があるかと思いますが、この辺りは文字だけのやり取りだと情報として齟齬が発生しやすい部分でもあります。それを回避するためにも「ひらがなver」の設置を可能な限りお勧めしたりなんだりもします。これは通常歌詞の下部分にひらがなverとして記述する方法もありますし、前バージョンを使って表記を分ける方法もあります。前バージョンを使う場合は少し投稿手順が複雑になりますが、ここは好みで選んで下さい。
②ミク語変換の活用
http://aikelab.net/mikugo/
ここに作成した歌詞をざっくりコピー&ペーストして変換すると手間が少し省けます。
完全に想定通り変換されるわけではないので、適正な読みに変換できなかった時は打ち直していく感じで。
③仮歌・及びVSQ
とはいえ、ひらがなだけでもメロディの解釈等によって音の取り方に齟齬の出る可能性は高いのが実情です。これを回避するためには仮歌を録音するという手段が最も誤解を生まない装置として機能するかと思います。しかしながら、声というのはある種個人情報ですので抵抗を感じる方も多いでしょうし、録音する環境を整え実践するのも決して簡単なわけではありませんから、できればやってみても良いかなぐらいで良いと思います。長いこと歌詞募集を眺めていますが、仮歌を録音している方というのは数人程度しか知らないです。無理のない範囲でそういう選択肢もあるよという事だけ。或いはVSQファイルにて仮歌を代役して貰うという選択肢もありますが、それこそ環境の整備と実作業が必要になってきますので、割ける時間と手間とよく考えながら選択肢の一つとして考えてみるのも一興かなと思ったりします。
④過去のヴァージョン機能の活用
投稿した歌詞の作品ページの下部に「情報編集」というレンチとスパナがアイコンになってる物騒な項目がありまして、作品情報を編集する時はここから行います。編集時に【元のファイルを残す】として編集を行うと、前のヴァージョンが残る仕様となっていて、これを利用して「英詩の和訳」を置いたり「ひらがなver」を置いたり「舞台設定」を置いたりする方もいらっしゃいます。こういった使い方をするには若干面倒な手間がありまして、先ず最初に2P目となるものを投稿し、それから情報編集を行い【元のファイルを残す】にチェックを入れ、普通に歌詞を投稿するという手順が必要になってきます。はっきり言って面倒です。特に拘りが無ければ別作品として投稿してしまうのも選択肢の一つかもしれません。
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「うーん。結構面倒なのね。掲示板みたいに貼り付けて終わりっていうわけにはいかないのかしら」
「HAHAHA。面倒に思うのは最初だけだよジェニファー。慣れてしまえばなんていう事は無いさ」
「仮歌っていうのはやっぱり録音してみたほうが良いのかしら」
「それはあくまで手が伸びたらで良いと思うよ。ましてやジェニファーは女性なわけだし、世の中よからぬ事を考える男は腐るほどいるからね」
「あら、それは是非ともそのまま大地の肥やしになって頂きたいわね」
「うん。全く同感だよ。僕の友人にもそういうのに嫌気がさして去ってしまった子も少なからずいるからね。全くこんな末端の小規模コミニティで世も末ってものさ」
「案外あなたが原因だったりしてね」
「おいおい、何を言い出すんだいジェニファー。確かに彼女たちは良き友人であったけど、僕の心はいつだって君のものだったじゃないか。そうだろう?」
「あら、それは知らなかったわね。ところでアンディ、そろそろお迎えが来たようだけど忘れ物は大丈夫?」
「WAO。もう、一時間経っちゃった?」
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