ふわりふわり浮かび眠る
貴方の想いを描きながら
夕暮れ色 染まっていく
ふわりふわり浮かび眠る
エレベーターの扉が開く
音をずっと待ち侘びてる
あのね今日こそ早く帰ってきて頂戴
とても目合わせないと言えないこと
大きく息を吸込んでシミュレートしているの
貴方はその重そうな瞼開いて
太陽の光充填（つめ）たように感じている
彼処には貴方と私の分身が生きてる
ふわりふわり浮かび眠る
記憶の海から川を遡上（のぼ）り
水面（みなも）からそっと顔出す
二人だけの秘密とちゃんと念押しておこう
ここ暫く誰の邪魔も要らない
白いカーテンが揺らめく部屋シミュレートしているの
週末北欧雑貨のあの店へ
私達のとお揃いのカップが一つ欲しい
貴方は数秒後漸く理解してくれる
大きく息を吸込んでシミュレートしているの
靴音 鞄を玄関に投げる音
揺さぶらないで話を聞いて抱きしめて
愛しい貴方と私の分身が生きてる
【かな】
＜A1＞
ふわりふわりうかびねむる
あなたのおもいを えがきながら
ゆうぐれいろ そまっていく
＜A2＞
ふわりふわりうかびねむる
えれーべーたーの とびらがあく
おとをまちわびている
＜B＞
あのねきょうこそはやく かえってきてちょうだい
とても めあわせない といえないこと
＜C＞
おおきくいきを すいこんで しみゅれーとしているの
あなたわ そのおもそうなまぶた ひらいて
たいようのひかり つめたようにかんじている
ここにわ あなたとわたしのぶんしんが いきてる
＜A2＞
ふわりふわりうかびねむる
きおくのうみから かわをのぼり
みなもからそっとかおだす
＜B＞
ふたりだけのひみつと ちゃんとねんおししておこう
ここし ばらくだれの じゃまもいらない
＜C＞
しろいかーてんが ゆらめくへや しみゅれーとしているの
しゅうまつ ほくおうざっかのあのみせへ
わたしたちのと おそろいの かっぷが ひとつほしい
あなたわ すうびょうごようやくりかい してくれる
＜C＞
おおきくいきを すいこんで しみゅれーとしているの
くつおと かばんをげんかんにな げるおと
ゆさぶらないで はなしをきいて だきしめて
いとしい あなたとわたしのぶんしんが いきてる
分身
拝聴した時『浮かぶ』『海』『睡眠』『生命』『幸せ』『陽だまり』
『時間』というイメージが浮かんできて
そこに『椎名林檎さん系詞（幸せ女性系）』というのを入れ込んだら
こういう内容の詞になりました。
●●さんぽい作詞をするのは大好物です。
しかし、当方椎名林檎さんの曲はよく聴いてたものの
もっぱらハイテンポでレトロ系の詞の曲ばかり聴いてたので難しかったです。
彼女の曲の日本語詞のものを一通り読んでから
拝聴しましたが、改めて
彼女の曲で幸せ一杯に包まれた女性の曲ほとんどないですね（苦笑）
普段、当方は詞が一覧できるよう表記した上で
曲に合わせてある程度詞に空白いれて表記
（＋その後にひらがな表記）してますが
今回は林檎さんリスペクトで、漢字込み歌詞部分はつめて表記しました。
基本は「妊娠しました」て旦那に報告する、シンプルな詞内容です。
妊娠初期はひどく眠くなったり
不思議な夢や体験する方多いようですね。
胎児の夢か、妊婦の夢か、境界線なく混ざる感じが
表現できてたらいいなと思ってます。
今回のダブルミーニングというかできる二つの解釈ですが、
『貴方』を『（旦那さんである）貴方』か『（胎児の）貴方』
『分身』を『旦那さん』か『胎児』か
とどちらでも解釈できるよう書いたつもりです。
夫婦で連れ合いの事を「自分のもう一つの分身、片割れ」
と表現する場合ありますよね。そんな感じ。
なので『靴音 鞄を玄関に投げる音』も、
「（離婚宣言とも取れるw）意味ありげなメッセージ勤務中に送ってくるんじゃねえ」とドタバタ帰ってくる旦那さんとも
いつか小学生くらいまで大きくなった胎児を
『シミュレート』しているのようにも
感じれるよう書いたつもりです。
追記：8/19に募集曲がアレンジ変わってダイナミックになってらしたので一部変更
ところでどのボカロに歌わせても
（キャラ設定的に）問題があるようなw
まあ諸問題クリアすれば、ミクさんの年齢から結婚可能ですが。
元ネタ解説
光充填（つめ）た…この表現は掘辰雄『麦藁帽子』から拝借しました。
この詞は下記のMoguwan様の曲を元に作詞しました。ありがとうございました。
↓
http://piapro.jp/t/gvH3
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