昔あるところに　世界でいちばん心優しい王子様がいました
何もかもが手に入る王子様　ひとつだけ持ってない物がありました
それは　それは　彼のお嫁様
世界でいちばん心綺麗な　お姫様

さがしに出かけよう
さがしに出かけよう
必ず必ず　手に入れて
世界でいちばん　美しい者だから

召使いに　世界でいちばん心優しい王子様は言いました
世界でいちばんの　歌声　笑顔を手に入れてと
配った　配った　王子様から招待状
お嫁捜しの舞踏会を開くから

さがしに出かけよう
さがしに出かけよう
必ず必ず　手に入れて
世界でいちばん　忠実なしもべ達

全て　全て　さがした召使い
世界でいちばん心優しい王子様の為に
世界でいちばん美しい歌声をみつけ
全て　全て　さがした召使い
世界でいちばん心優しい王子様の為に
しかし見つからない世界でいちばんの笑顔が

召使いを　世界でいちばん心優しい王子様は城に残した
何もかもを捨てた王子様　太陽輝く朝の出来事でした
そして　そして　みつけた笑顔は
世界でいちばん輝く　彼女の笑顔

みつけた
みつけた
必ず必ず　手に入れる
世界でいちばん　あの子を

全て　全て　捨てた王子様
世界でいちばん心優しい王子様は
世界でいちばん美しい歌声で歌い
全て　全て捨てた王子様
世界でいちばん心優しい王子様は
世界でいちばん輝く彼女の笑顔を心に焼き付け
城の門をくぐる

駆け上がる
駆け上がる
必ず　手に入れる
世界でいちばんの　お姫様

でも　でも　世界でいちばん心優しいお姫様が言いました

「あなたは世界でいちばん醜い衣装と剣を身に纏う
　世界でいちばん醜い王子様。
　私が欲しいのは世界でいちばん美しいものなんだ」