シーン1
僕たち二人は“願いを叶える本”を探して、一冊一冊手に取っていく。
何の手がかりもないのに、この膨大な本の海からたった一冊、なんて本当に見つかるのだろうか。
そんな不安を抱えながら僕はまた一冊の本を手に取った。

シーン2
本を選ぶ選択肢
 ・【分厚い伝記】 →少女の告白(いじめられている事について)
シーン3へ
 ・【大きな参考書】 →学校のこと、勉強関連(レジュメ?・高校にあるかどうかは知らない)
シーン4へ
 ・【古い文庫本】 →記憶1.好きな物語(二人共読書好き)
シーン5へ
 ・【小さな絵本】 →記憶2.少年の子供の頃の話
シーン6へ
 ・【料理のレシピ本】 →記憶3.少年の好きな母の手料理
シーン7へ
 ・【何かの雑誌(タウン情報誌)】→記憶4.少年の父と遊園地に行った記憶
シーン8へ
 ・【探すのをやめる】 →本を2つくらい読むと出現
シーン9へ

選択肢の表示

【分厚い伝記】 【大きな参考書】 【古い文庫本】
【小さな絵本】 【料理のレシピ本】 【タウン情報誌】
【 探すのをやめる 】

シーン3
分厚い伝記を読むシーン。終了後シーン2へ

シーン4
大きな参考書を読むシーン。終了後シーン2へ

シーン5
古い文庫本を読むシーン。終了後シーン2へ

シーン6
小さな絵本を読むシーン。終了後シーン2へ

シーン7
料理のレシピ本を読むシーン。終了後シーン2へ

シーン8
タウン情報誌を読むシーン。終了後シーン2へ

シーン9
ふと少女が顔を上げた。
つられて目線の先を追う。時計の針は20時近くを指している。
少年「家に帰らなくても大丈夫?」
少女「私は大丈夫だけど、どうしようか」

選択肢
・【もう少し探してみる】 →シーン2へ
・【もうじゅうぶんだよ】 →シーン10へ

シーン10
少女「見つからなかったね」

「そうだね……でもね」

「君のおかげで僕は大切なことを思い出したよ」

※モノクロイラスト数枚と音楽だけで少年の過去回想
 今のところのBGM:れありすさんの異世界不安系か海さんのアレンジverが合うかなーと
 シンプルなオルゴール系もいいかも

→→生まれつき体が弱く病院生活だった少年
  同世代の子達の生活の全てが羨ましく、特に高校生になってからは自身の先が長くないことも感じており、学校というものに強く憧れていた
  ある日病院のテレビで学校の七不思議について知る
  母親に頼んでor幼馴染みに聞いてor自分で調べてetcとか何とかして、図書室の願いを叶える本の存在を知る。
  ある日の夕方頃、こっそり病院を抜け出した少年は、書類上は入学したものの一度も通えていない高校に忍び込む。

  (忍び込めるのか?← 一応入学しているわけですから、忍び込まずに夕方に来る、あたりがいいと思います。
   部活がある人はまだいるはずなので、校門も開いているでしょう)
   

  そして広い校舎を歩きまわり、ふらつきながらようやく図書室に辿りついたのが18時前。
  (場所くらい先生や事務員、生徒に聞けばいいじゃないかと思いましたが、おそらく少年はそれが「できない」のでしょう)

  探し始めてすぐに、体調が急変。→そのまま倒れてお亡くなりに。→冒頭目を覚ました場所
  それが少年の最後の記憶。
  元気になりたい、友達と遊びたい、そう願いながら息を引き取った。

シーン11
「君は最初から気づいていたんだね」

少女はとても悲しそうに微笑んだ。

「――僕がもう死んでいること」

少女「黙ってて……、ごめんね」

そりゃあ怯えて逃げ出そうとするよね。怖かったよね。
怖がらせて、ごめんね。

それでもここまで僕に付き合ってくれてありがとう。

「最初から、僕の願いは叶うはずなかったんだ……」

少女「そんなことない……!本が見つかれば、きっと叶うよ!」

○○、君は本当に優しいね。

「信じてないって言ってたじゃないか」

少女「信じるよ!君が元気になれるなら、信じるから……もう一回探そう!?願いを叶える本、見つけよう!」

少女は叫ぶように、懸命に訴える。

少女「……私ね、最初は自分でも信じてないと思ってたの。そんなのあるはずないって。
でもそう思いながらも、無意識に強く願ってたことがあったの」

大粒の涙が床に水溜まりを作っていく。
僕はそのまま静かに耳を傾けた。

少女「もしもそんな魔法みたいな本があるなら、私の願いは一つだけだった……!
あいつらの罪に相応の罰を……私の中には醜い憎悪しかなかったの!」

それは、少女を貶める愚か者たちへの。
そしてきっと、黙って従うだけの弱い自分への。

少女「だけどここで君と出会って、一緒に本を探して話をして、私なら何を願うだろうって、ちゃんと考えてみたの」

少女は涙を拭い、僕を正面から見据える。
真剣な眼差しから伝わる、今の彼女の本当の願いは……

※選択分岐点②
 1.【私も一緒に連れてって】
 2.【私はもっと強くなりたい】
 3.【私は本当の友達がほしい】
 4.【君の願いを叶えてあげたい】
   (ポイントが一定数あれば出現)
(ティラノスクリプトで作る事を考えると、どこかでシーンを分けたほうがいいと思います)

「私も一緒に連れてって」
 →少年に連れてかれるBADEND

「私はもっと強くなりたい」
 →通常HAPPYEND 

「私は本当の友達が欲しい」
 →さらに分岐 BADかHAPPYへ

「君の願いを叶えてあげたい」
 →TRUEEND 少年に転生してもらうか、時間遡って元気になってもらうか
 突飛すぎるかな。ただ成仏してもらうだけでもいいかな

(少年は死んでおらず生死をさまよう状態になっており、幽体離脱で主人公と話しているということにして、
エンディングで回復した少年が登校してくる、というのはどうでしょうか。つまり、BADエンドなどは少年が完全に死んでしまうということです
ただしこの場合、物語の設定をかなり変えてしまうことになってしまいますが)

ポイントに関してですが、本を読んでいる途中に少年と会話をする選択肢が存在し
その選択によって最後の選択肢を出すかどうか決めるのはどうでしょうか。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

願いをかなえる本・要点整理

湯野さんの「願いをかなえる本」http://piapro.jp/t/6556を見て、
気づいたところをまとめてみました。

閲覧数:127

投稿日:2014/12/18 13:04:24

文字数:2,628文字

カテゴリ:その他

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