「Hide-run-sheer」


(1A)
心地のいい近さで
そっと目くばせする笑顔は
少しだけ鈍い高鳴りと
高くなる空を連れて来る

(1B)
張り詰めた壁が崩れる音には
気付かないままでいい
無垢な眼差しを 隣で
静かに見守れるのなら

(1S)
この胸が揺らぐ気がしたのは
涼風(すずかぜ)が運んだ感傷
舞い落ちる木の葉の行く末よりも
不確かで淡い”気の所為”

(1S')
触れられない指先で紡ぐ
静寂にも似た言葉は
幾つもの夜に蒼く降り積もる
薄氷に冴える Hide-run-sheer


(2A)
透き通る音に乗せ
不意に向けられた優しさに
抑え切れない戸惑いは
白い頬に触れた刹那 香る

(2B)
張り詰める息が崩れる瞬間(とき)には
気付かないままでいい
穏やかな眼差しを ただ
傍らで守れるのなら

(2S)
この想いが本物だとしても ずっと
鍵をかけたままでいよう
柔らかいその声が遠ざかるより
痛みはきっと小さいから

(2S')
触れられない指先で紡ぐ
静寂にも似た言葉は
幾つもの夜に蒼く降り積もる
薄氷に冴える Hide-run-sheer

暁の向こう 沈めて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

「Hide-run-sheer」

ハイドランシア、6月を代表する花・紫陽花。
これくらいの感じで、多分、ちょうどいいよね。

閲覧数:500

投稿日:2019/10/07 20:46:09

文字数:499文字

カテゴリ:歌詞

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  • すたじお ぱぷりか

    すたじお ぱぷりか

    使わせてもらいました

    曲をおつけしました。『Hide-run-sheer』です。
    https://piapro.jp/t/TB7O
    よろしくお願いします。

    2020/03/03 23:18:17

  • すたじお ぱぷりか

    すたじお ぱぷりか

    ご意見・ご感想

    『始まりの空』ではありがとうございました。
    さて,こちらの詞に曲をおつけしたいと思います。
    よろしくお願いします。

    2020/03/02 01:40:22

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