恋の蕾

 
暖かい陽気に、春のにおいを
心地よく感じながら
あたしはひとりennuiモード。
 
君の横顔を眺めながら、
はぁ、っと小さくため息吐くの。
もうすぐ別れの季節。
あともう少し時間が経てば
君に会えなくなっちゃうのに・・・。

どうしてこうも臆病なのかな、
どうしてこんなに弱虫なのかな、
心に芽吹いた恋の蕾は、教えてくれないの。



桜がもうすぐ咲きますよ、と
テレビがそう伝えてた
だけどやっぱり云えないの。

君の声が聴きたくって、
携帯を握ってみるけれど、
コールできないままで
あともう少し勇気があれば
君にこの想いは届くのかな・・・?

逃げてるだけって分かってるのに
いくじなしって分かってるのに、
心に芽吹いた恋の蕾は、開かないままなの。



携帯のディスプレイに映る、君の名前。
君からのメールを知らせる、メロディ。
「明日、旅立ちます、ありがとう」
と別れを告げるメッセージが灯って
ハっ、と心が動いたの、
ただ君のことがだいすき、なんだなって。
怖がったって、前に進めない。
弱虫のままじゃ、後悔しちゃう。
だから今、伝えなくっちゃ!



桜が舞い散るこの時に開いた
恋の蕾は、あたしにきっと
走る勇気を与えてくれたの。
 
君の笑顔がみたいんだって
君の隣に居たいんだって、
そうやっと気付いたの。
弱虫も臆病もぜんぶ
ばいばいして君に言うの・・・。

ずっと大好きだったんですって
ずっと伝えたかったんですって
心に咲いた恋の花は、ずっと枯れないまま。
 
「ねぇ、ありがとう。大好きです」







ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

恋の蕾

色々と友達の話とかきいていて
片思いしている友達や、
遠距離恋愛になる友達、
そんな、想い人達と離れることは
どれだけ寂しいものかなぁ、っと考えてみたり。
 
そう考えていたらすっかり
頭の中で物語ができあがっていたので
ここにそっと綴ってみました。
 

自分に曲を作る技術があれば、
曲を歌をぜひ作ってみたいものですが、
できないですねぇ。
 

共感とか、いいなって思ってくださる方がいたらいいな。

閲覧数:141

投稿日:2011/03/31 00:12:49

文字数:677文字

カテゴリ:歌詞

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