魔法の言葉は「おやすみなさい」。

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足元の不安定さを
泪眼で安定させた
慣れない浮遊感が抜ける

ああ、またこの夢か
見たことのある景色に
どこか安堵の息を洩らした

空を翔ぶ魚に
光輝く黄金の果実
それを手に取り齧った
死んだ君の姿

手を伸ばしても届かないよ
声を出しても聞こえないよ
きっとこれは悪夢だって
君から5m離れた僕は
そう言い聞かせて目を閉じる


大きな雲の切れ目に
小さな僕が怖いと呟く
どこか懐かしい感覚

ああ、また君が死ぬ
視界を覆う血生臭さ
何故か安堵の息を洩らした

現実では手の届かぬ君が
死んで自分のものになればと
心の中思っているのかもしれない

手を伸ばしても届かないよ
声を出しても聞こえないよ
きっとこれは予知夢だって
君に5m近付いた僕は
そう言い聞かせて口を歪ませた


"君はもう死んでる"って
自己暗示しながら眠る僕
悲しいよ ねぇ 悲しいの
僕はただ
君の側に居たいだけ

手を伸ばしても届かないよ
声を出しても聞こえないよ
そうだこれは現実だって
錯覚に陥る愚かな僕は
そう囁いて喚いたんだ

手を伸ばしたその平には
血にまみれた君の薬指
どれが本当なのか分からなくなって
"死んじゃった"って笑う僕は
現実に目を背けたんだ

僕はまた君を殺す

「おやすみ」
そう言って
また君の"夢"にサヨナラをしたの


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

夢見心地ノスタルジック

魔法の言葉は「おやすみなさい」。

ぽぽぽぽーry(

閲覧数:149

投稿日:2012/12/21 00:08:48

文字数:617文字

カテゴリ:歌詞

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