confetti

011
見飽きた文字は「sensation(センセーション)」
欠伸を噛み殺して
千切れよ　吹雪を模して
news paper(ニュースペーパー) を

　(間奏)

048
広げた言葉の綾は　
千々に乱れて切れる
それを拾う事すらも　
諦め投げ出す

107
書き散らした栄誉栄華と　
隣り合わせ　妄想三昧
悲喜劇が　どんなものでも　
あれをご覧　芥(あくた)に還るよ

116
紙吹雪を撒き散らして　
行軍(パレード)は街路を進む
バグに酔えば道化師さ　道化師に同化し

135
外れた顎が立てる音
車軸のブレに応えては
騒ぎ出すよ　カタリと騙りと語る


153
点滅(シグナル)に歩みを止め
淀みの中で濁る
黒く指に染み付いた
インクを舐め取り

212
満ち足りた猫の目をして
立てる爪も忘れちゃいないよ
ハッタリも妄想次第で
熟れ過ぎでしょ果実の芳香

222
紙吹雪を撒き散らして
艶やかな醜聞(ゴシップ)に ride（ライド）
兎達はピクリとビクリとビビる

240
狩り人（びと）は無邪気に跳ねて
内緒だよと　誰に話す
梔子(くちなし)に指差し人差し指差し

　　(間奏)

308
風に解き放つ迷図(maze)
宙(そら)を掻く　溺れるよ(う)に

　　(間奏)

329
我先に　ペイジを埋めて
飽き飽きした日々に問えば
明日(あした)こそハレルヤと晴れるや晴れる

348
詰め込まれた 絵空事を
粉々に破いて捨てろ
言の葉は紙吹雪　撒いては虚(ソラ)へ



　　　注) confetti=紙吹雪　
　　　　　ペイジ=小姓(ペイジ)と頁(ページ)を掛けてます。
　　　　　ピクリとビクリとビビる=ピ(○)クリとビ(点々)クリと‥

　　　　　* * *

011
みあきたもじは「センセーション」
あくびを　かみころして
ちぎれよ　ふぶきをもして
ニュースペイパアを

　(間奏)

048
ひろげたことばのあやわ　
ぢぢにみだれてきれる
それをひろうことすらも　
あきらめ　なげだす

107
かきちらした　えいよえいがと　
となりあわせ　もうそーざんまい
ひきげきが　どんなものでも　
あれをごらん　あくたにかえるよ

116
かみふぶきをまきちらして　
パレードわ　がいろをすすむ
バグによえばどうけしさ　どうけしにどうかし

135
はずれたあごがたてるおと
しゃじくのブレにこたえては
さわぎだすよ　カタリとかたりとかたる


153
シグナルにあゆみをとめ
よどみのなかでにごる
くろくゆびにしみついた
インクをなめとり

212
みちたりたねこのめをして
たてるつめもわすれちゃいないよ
ハッタリももうそうしだいで
うれすぎでしょ　かじつのほうこお

222
かみふぶきをまきちらして
つややかなゴシップにライド
うさぎたちわピクリとビクリとビビる

240
かりびとわむじゃきにはねて
ないしょだよと　だれにはなす
くちなしにゆびさしひとさしゆびさし

　　(間奏)

308
かぜにときはなつメイズ
そらをかく　おぼれるよに

　　(間奏)

329
われさきに　ペイジをうめて
あきあきしたひびにとえば
あしたこそハレルヤとはれるやはれる

348
つめこまれた えそらごとを
こなごなにやぶいてすてろ
ことのはわ　かみふぶき　まいてはソラへ