とりあえずボカロで学園モノ



俺の名前は始音カイト。
現在大学三年生の独身。
彼女?
いないよ。
大学を首席で合格したものの、至って何もない生活を送っている。
「おい、カイト。シケた顔してどうしたんだよ」
向こうから紫の長髪を靡かせて、神威がくぽが歩いてきた。
「なんだ、がくぽか・・・。何の用だ?」
「なんだよ、聞いてるのは俺だぜ?・・・まぁ、別にいいけどよぉ・・・。メイコが呼んでたぜ?」
「え?」
「だーかーらー。メイコが呼んでるんだって」
「・・・マジかよ」
メイコというのは俺の幼なじみである咲音メイコだ。
「・・・喧嘩でもしてんのか?」
「違うよ」
今、俺は少し不機嫌だ。
「じゃあなんだよ」
「メイコにはテルがいんだろっ」
「・・・あぁキヨテルのことか」
氷山キヨテル。
俺の一点差、トップ2で入ってきた眼鏡の優男だ。
今あいつはメイコと付き合っている。
気に食わない。
(どうせあいつは『いい気味だ』とか思ってんだろ)
最初は何も思わなかった。
だけど何故だろう。
今になってすごく後悔している。
すれ違うメイコの笑顔を見るたび、胸が苦しくなる。
「いってやれよ。幼なじみだろう」
「関係ない!」
がくぽにそう言われたが、俺は断った。
というか、その場から逃げた。


「・・・意気地無し」


後ろからがくぽの非難交じりの呟きが聞こえたが、かまわず走り去った。



「ねぇ、キヨテル君」
「なんだい?咲音くん」
(うわ・・・)
なんだこの運の悪さ。
一番会いたくない人達に会ってしまった。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

とりあえずボカロで学園もの

学園もの書きました。

駄文ですが。

よろしく

閲覧数:324

投稿日:2012/06/14 16:43:54

文字数:658文字

カテゴリ:小説

  • コメント1

  • 関連動画0

  • kanpyo

    kanpyo

    その他

    同じ学園物を書く者として、じっくりと読ませて頂きました。

    私の書く小説と違うアダルトな年齢設定が新鮮でした。
    魅力的なキャラのトークがとても良いですね。

    また続きがあれば、是非読んでみたいです。

    2012/05/30 20:48:09

    • 響音ルナ

      響音ルナ

      kanpyoさん>>
      メッセージありがとうございます。
      更新速度亀ですが今後も宜しくお願いします。

      2012/06/14 16:39:32

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