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知っている
どうせ世界は、わたしを見ない
知らない「みんな」がわたしを責める
「みんな」に含まれないわたしは、
異端の烙印すら押されること無く
ただ、世界に見捨てられる
「みんな」って誰?
そう問う声に、応えはなく
一様に見ぬ振り聞こえぬふり
わたしは息をしているのに...世界は毒薬
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ねえ、どうか、そっと
わたしの扉を開いて
そして
ねぇ、きっと、いつか
そっと抱きしめて
もうずっとひとりきり
夢みた夢を忘れてしまうほど
凍りついた感情
もう涙の温度も分からない
だから...(non title)
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冷たい水を泳いで
わたしは貴方に恋をした
見上げた空は漆黒で
あぁなんて恐ろしい
前も見えずに進めない
きっと堕ちてしまうから
光差す日は訪れる
わたしはそれを心待つ
手を伸ばして触れてみたい
それすらわたしには贅沢で...月の思惑