知っている
どうせ世界は、わたしを見ない
知らない「みんな」がわたしを責める
「みんな」に含まれないわたしは、
異端の烙印すら押されること無く
ただ、世界に見捨てられる

「みんな」って誰?
そう問う声に、応えはなく
一様に見ぬ振り聞こえぬふり
わたしは息をしているのに
だんだん存在が希薄になる

ねぇ、そんなにオカシイの?
だって、「みんな」言っていたよ
価値観は、人それぞれ
なのに、わたしの見えてる世界は
世界からわたしを拒絶する

寂しい悲しい
ずっとひとりじゃ笑えない
涙はもう、呆れるほどに流れ尽きた
わたしの自我が、わたしを孤独にさせる

ねえ、神様
わたしは何故ひとりなの?

そんなふうに、何故わたしを創ったの?

もう苦しいよ
もう痛いよ
悲しくて、ここは寒い

なんでわたしに感覚があるの
こんなのいらないよ
お願い
わたしにどうか、慈悲を

わたしにとって世界は
心を殺す毒薬と同じ

癒す薬を探し続けて
歩き回る程に毒が心を犯していく

温もりが欲しい
せめて最後に
光が見たい
雲間から差し込むような

このままどうか、

わたしの息を、止めて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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世界は毒薬

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投稿日:2017/10/29 13:20:53

文字数:487文字

カテゴリ:歌詞

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