足軽２４

白い空と
薄れゆく意識
何もかも嫌になって
さしのべられた
手を振り払った
いつかの君が
囁く「好き」
それは「愛」には
ならずに
僕の脳を ゆっくり犯してゆく...

荒野の 懐かしい
麦の匂い いつの日か
離れる 覚悟が出来ては
母の手 繋いでいた
君の白い白い
心　黒く黒く汚れ
父の様に
遠く遠く 影を無くした
「いずれ出ていくわ」
悲しんで 泣く母に...

いつか終わりがくる
ものだと
知っているけど
君に逢いたくて 仕方ないんだ
ある日 気付いた
この気持ちの末路
優しく触れる心に
傷までつけた
愛されてないの？
愛しているのに？...

逃げかけた 東京の路地裏
子供の僕には まだ早いらしく
汚いネオンの光が
今日も僕を隠す
朝が辛くて
夜にしがみついて
そうやって生きてきた
僕には まだ早く
魅せられる色に
囚われて...

大事なもの 無くしては
襲う後悔
何のための刃か
分からぬまま
迫り来る 黒い闇と
微かに残る 白い意識に
翻弄されるまま
望んでいた 白黒の世界に
塗り潰される
もうこの声は届かない...

進まない 廻り廻る作業
あと一歩が出てこない
体だけ 前に
足を置き去りにして
いつからか
弱い自分が 出たがりで
居場所 無くしては
僕を前に出す
恐れる自分が
鏡に映った...

青い空は 好きじゃない
隣の貴方は笑う
その目にたまる
しょっぱい雨
武器を捨て
憎しみを覚えた
弱い僕は
君を守れぬまま
湿雨 空を濁し
罪を 隠しておくれ...

待ちくたびれた 返信
君との距離は 三千里？
いつから 離れたのかな？
不安で 布団をかぶる
朝起きても 昼過ぎても 夜を越えても
変わらない携帯電話
もう 疲れたよ
ラストメール
君と繋がる 最後の瞬間
終わりにしよう その時がきた...

数えきれない 歌が
あの日の僕を救ってくれた
ありがとう 伝えたいこと
いっぱいあるけれど
今は僕の伝え方で
君を満たすから
for you
始まりは 無印のノート
何を書けば いいかなんて 誰にも聞けなくて
表現しきれない この気持ち...

半端だねって 理解してる
左側半分しかない
僕の心臓は
速い鼓動に追いつけないから
潰れちゃった
潰しちゃった、と
頬を染めた君は笑ったね
右側半分、ねぇ、右側半分
責任とって くださいな
死滅した左 あげるからさ...

my sister.は
いつも 意地っ張りで
可愛くないやつで
いつの間に伸びた
背丈も
大人になりかけの
君の心も
大好きだった君の瞳も
いつか僕から
離れてしまうけど…...

何処かで 会えますか？
答えは 帰ってこない
君は 生きていますか？
答えは帰ってこない
いつかは 死にますか？
そんな問いを続けてみた
変わらない 君のいない日々
返事は 君の存在
君といた 景色が
頭の中で反響して 戻ってくる...

はじめまして
僕は〇〇(まるまる)です。
ほんの少しの挨拶代わりに歌を歌いましょう
おはよう
ほんの少しのgood moningの代わりに歌を歌いましょう
ほんの少しの挨拶と
交わされる愛の歌
僕らは 一言でいい
一言で通じあえるから
こんにちは...

明日会えば
会える日は減ってく
会いたいけど 会いたくないな
たくさんの日々
共に笑ってきた
無駄な日なんか
ないくらいに 一生懸命生きてきた
また会えるまで それまでね
バラバラの道 進んでいくけれど
忘れない 忘れないから...

騙し騙されシンデレラ
悪質、陰湿 そんな世界を嫌うの
報復は100年後にして
ガラスの靴
落としたのはいいの
だから放置なんかしないで！
期待しないで！
騙さないで！
想像なんか消しちゃって！
笑わないで！...

泣きそうなくらい
あったかい君の歌
こぼれ落ちた涙 拭って
きっとこれが
君と僕の最後の歌
last song．．
last song．．
桜咲いた頃
恋心も咲いた 春の季節
合わない目線 旋律...