題無し

がらくたばかりの物置に
一筋光が差し込みます。
周りはみんな黒と影。
私は眩しく目を閉じます。
私を作る手暖かく

sing thank

あいのあること
なみだあること
こえのあること
ゆびのあること
ほしのあること

クロック！

可愛い顔して微笑んで
風も無いのにスカート揺れるの
無音の街を歩くなら
靴音くらい標準装備
感触？当たった位置なら

十月十日

目も覚めぬ夢の中
私は静かに生まれました
彼らは気付いていませんが
その時には迷い無く
私を殺すというのでしょう

入道雲遠く

私の日の終わりです
さよならの塊に浮かんでいます
「今日が終わるのは仕方が無いけど
明日が明後日に終わるのは少し悲しいような」
夢の世の始まりです

四道のお祭り

からん　ころん
からん　ころん・・・
お山とお山の向こうから
聞こえてきますは囃子の音
さあさ寄っといで

ブルーブルークレイドル

見たことない空に抱かれたのに
気持ち悪くて少し吐いたの
知らない道に手を取られたけど
目を閉じて進んでしまったわ
気に入らないことがあったときも

なぎなみ

星を落とすよ
ゆらゆら光るよ
凪の海なら
誰も泣かない
全て包むよ

だんだんだんだん

だんだんだんだん
ぐるぐるするよ
だんだんだんだん
ぐらぐらするよ
だんだんだんだん

空駄獣

耳の奥から
体中から
這いずってくるよ
絡まっていくよ
君の声から