目も覚めぬ夢の中
私は静かに生まれました

彼らは気付いていませんが
その時には迷い無く
私を殺すというのでしょう

息つく間も無く死んでゆく
光も知らずに死んでゆく
とつきとおかも許されぬ

私が愛するいつかの人よ
出会えぬことが最大の不幸です
私を愛するいつかの人よ
どうか全てを知らずにいて下さい

雲晴れぬ空の下
私は静かに死にました

彼らは恐らく無意識に
微かに震え目を伏せて
私に別れを告げたでしょう

唄う間も無く死んでゆく
涙も知らずに死んでゆく
とつきとおかも果たされぬ

私が愛するいつかの人よ
想う全てが最大の幸福です
私を愛するいつかの人よ
どうか思い出さずにいて下さい

笑うこと無く死んでゆく
感謝も出来ずに死んでゆく
いきたつきひを忘れ得ぬ

私が愛するいつかの人よ
せめて心を伝えたかった
私を愛するいつかの人よ
どうか私を赦して下さい

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十月十日

おなかの中の子の想いかもしれません。

「おなかの中にすら生まれなかった子もいるだろう」と
考えた時点で私の中にその子は生まれたわけで。
そうやって生んだ子たちを一体どれだけ私は
忘れてしまったのかなーとか、
そうして「誰の中にも生まれていない子」は
忘れられるくらいなら生まれないほうがいいのかなーとか、
たまに考えたりします。


・・・・・もしかしたら
インストールしたはいいけど使わずにアンインストールされた
ボカロっ子の想いかもしれません。

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投稿日:2009/03/20 03:21:13

文字数:385文字

カテゴリ:歌詞

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