タグ「オリジナル」のついた投稿作品一覧(21)
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流転する万物 横目に投げやって
書架の海に身を沈める今宵
褪色した頁を繰りやれば
茫洋と幻想は広がった
麻酔じみた現実逃避だと
讒謗の声には栓を閉じて
自涜めいた高揚感煽る
エクリチュールの世界に堕していく
愛憎も盛衰も天命までも
いつの日か描かれた脚本(シナリオ)なぞるだけ...『ビブロフィリアの慨嘆』歌詞
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『ビブロフィリアの慨嘆』off vocal
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『シンパシー』off vocal
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はじめての気持ちも告白のセリフも
今となってはもう思い出すこともない
こんなにも近くで見つめ合ってみても
鼓動のリズムはもう速くなることもない
閉じ込めてた感情に気づいたけど
持て余した願望に掻き消されていく
おなじ言葉を伝えあって
おなじ温度を分かちあって
おなじ景色を見ていたって
何ひとつ変わん...『シンパシー』歌詞
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『ご冥福をお祈りしません』off vocal
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おまえのことが本当は大嫌いだったんだ俺は
短気で我が侭で傲慢で いいところなんかひとつもなかった
背中を殴られた青アザは 治るのに半年かかった
こころに刻まれた傷痕は いまだに癒えることはない
だからおまえが死んだって電話がかかってきた時は
正直言葉が出なかった 「…………」
胸に込み上げる感情を何...『ご冥福をお祈りしません』歌詞
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ああ 気づいたんだ ここが最果てだと
恥の多い生涯なんてもんじゃない シェイクスピアも裸足で逃げ出した
目も当てられない三文芝居 「ご機嫌いかがですか?」
脚本どころか表題《タイトル》もない 僕ひとりだけの人生劇場
演じ続けるのは誰のため? わかりやしないや
戦力外通告食らって 何者にもなれない僕た...『戦力外通告』歌詞
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『戦力外通告』off vocal
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『#電脳性パラノイア』off vocal
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電脳歓楽街 逍遥
自己顕示欲 飽和状態
革命家きどり プロパガンダ
代わり映えのしない風景
失火 炎上 バイラルメディア
リテラシー欠いた匿名希望
悪意と正義の消耗戦
終わりの見えない
小綺麗な 理想さえ
かき消される こんな街からじゃ どこにも行けない...『#電脳性パラノイア』歌詞
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「――殺人は、息をするのと同じこと。」
「――わたしは、人の生と死を支配したいの。」
この人生に意味なんてない 流れ流され普通の日々
既に忘れた苦痛の意味 やがて総ては宇宙の塵
生まれかたは選べないが死にかたは選べる
赤子は生まれたことを憂いて泣き叫ぶ
一刻も早く解放してあげる
わたしなりに目一杯の...『Killing In The Rain』歌詞
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『Killing In The Rain』off vocal
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サッカー選手や宇宙飛行士 ケーキ屋さん
理想がキラキラ瞬いて
数多の希望が飛び交う部屋の片隅で
「だれかを救いたい」と願った
原稿用紙に叩きつけた
前頭葉に刻んだ夢が燃えてる
それは ワンヒットワンダー
叶わない理想なんかじゃない
いつか描いただれかの夢が
じたばた藻掻いたぼくらの現実(いま)だ...『ワンヒットワンダー』歌詞
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『ワンヒットワンダー』off vocal
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いまでもまだわからない
ぼくになにができるのか
それでもきみは笑う
「そのままでいい」と
これまでなにもかも
傷つけた両手で
きみをだきしめてもいいのか
それさえも知らなくて
これが恋じゃなくても 愛じゃなくても となりに居たいよ
いつか終わりがくる その日までずっと きみを想うよ...『これが恋じゃなくても』歌詞
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『これが恋じゃなくても』off vocal
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ある朝 教室 気づいたんだ
いつもよりやけに騒がしくて
皆々様の心の声が聴こえるようになった
強くたくましい田中くんも
一皮むけばネットストーカー
あいつもこいつも先生さえも 僕のてのひらの上
陰キャでキモオタ コミュ障ぼっちのこの僕が
人心掌握 隠蔽工作 お手の物
いまや この僕こそまさに教室の帝...『ぱーふぇくと・こみゅにけーしょん(笑)』歌詞
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目も眩むように飽和するネオン
裏路地、排気ダクト、不快臭
靖国通り 深夜零時半 呑み込まれ
くだを巻く酔いどれは無礼講
愛の常套句は使い捨て
見栄も理性も最終便も 投げ棄てて
こんなに月が蒼い夜に
どうして ひとり泣くの?
おんなじ罪を背負うならば
明日に背を向けて...『めまい』歌詞
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金持ちになりたい ちやほやされたい
老若男女に愛されていたい
学校辞めたい 仕事を辞めたい
何もかも放り出して遊びたい
奴を倒したい 君を救いたい
裁かれずのうのうと暮らしてたい
ずっと生きてたい 飽きたら死にたい
来世は子猫に生まれ変わりたい
美味い焼肉食べに行きたい
感動する映画が無料で観たい...『バケットリスト』歌詞
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愛をそっと返すよ 透明な悠久の空に
声が聞こえないほどに遠くまで 君を掻き捨てて
鐘霞む 春の宵
季節外れの雪が降る
僕ひとり 夜の底
行くあてなく佇む
「明日はどこかで死んでみようか」なんて
呟く背中に 声が追いすがった
君にそこで逢えた 交わした刹那 瞬き
何かが変わるような...『葬愛』歌詞
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今年もやってきました 決戦日
狙いはひとり 黄昏のキミ
今日こそは想いを告げる 絶対に
バイバイするの 憧れの日々
争奪戦 徹夜で準備 懸命に
私立入試より高い倍率
他の娘に 譲るくらいなら もういっそ
吹き飛ばしてやる わたしごと
テロル・チョコ キミに届けるの 爆弾を
コーティングするは 初恋味...『テロル・チョコ』歌詞