ブックマークした作品
-
数百年のときの中を ぼくは生きてきた
罪深き死者たちを 裁くのがぼくのツトメ
この世の人々を見て どう裁くか考え
もう慣れてしまっていた 人間の醜さに
そんな頃君と出会った 無邪気に笑う少女
明るい君の声は ぼくのココロ照らした
あの無情なぼくが 初めて人を好きになった
苦しみとか悲しみを考えるよう...無情な少年
すぐりん
-
すみっこで かべぎわで 部屋の奥
手を伸ばす また 待っている
うずくまる だきしめて うつむいて
手を伸ばす 私 待っている
ありがとうを知った日は
とてもとても晴れていて
指先の冷たさも忘れたよ
今日という日を逃げ出せば
いつか眠れるはずだよね
そんなの知らないなんて言わないで...窓も無い部屋
朗(ろう)
-
どうか 逃がさないで
海に堕ちた星屑の輝きを
銀時計を握りしめて
私は 静かに呟いた
いつも 本当は寂しくて
でも 何も言えなくて
輝きばかりが 先走り
私の思いは 置き去りにされて行く
夢なんて 所詮は 夢でしかなくて
それでも 夢は ヒカリなのでしょうか...星屑銀時計
舞織