ブックマークした作品

気付かないうちにかたちを覚えた　固定概念
価値観の基礎は
あたかもそんなの起こっていないと
言い切りたくて　眼をそらしてく
奪われたその手　腕が　この胸ぐらりと乱すの
無関心さだけ真似していた
降伏/興復
鮮やかに跳ね返す硝子玉　きみの瞳が
騒音と無秩序のそのなかで微笑うから
流線の文字が虚ろな意味...

≪Music：keikun37 様≫
[A1]
夜の帳　縫って
忍び込むのは　誰
甘く咲き誇った
薔薇が　くすむわ
闇の中に棲む
黒い仔猫よりも
深い傷を残す
狡猾な爪...

ぽつり雨の日　傘を回して
気づいてるかな　後ろのあの子
かっこつけて歩き　たまに後ろチラ見
君は猫に夢中　少しは僕も見て　ねぇ！
ぴたり雨止み　口笛吹いて
たててみた髪　気づいてくれた？
虹を見るフリして　横目で君を見た
君は猫に夢中　少しはこっち見て　ねぇ！
水たまりにはまり　今日はついてないな
...

≪Title＆Music：keikun37 様≫
[A]
琥珀色に
枯れた景色　ひらりひらり
煉瓦照らす　瓦斯灯（ガスとう）
蒸気船の煙が
空に夜　広げる
[B]
鼓（ドラム）叩く
道化師　滑稽に転び...

≪Title＆Music：keikun37 様≫
低く垂れ込む雲　摩天楼にかかる
眩しくもないのに目を伏せ先急ぐ
誰かが燻らせてた　煙草の煙のgray
電車の窓の向こうに街が見えたの
今の私には廃墟
なにひとつ残しては来なかったわ
さようならの　ひとことも
涙が溢れ出て　風景が歪んだ
遠ざかる街から...

≪Title＆Music：keikun37 様≫
冬空　飛ぶ鳥に　あなたは憧れてた
鳥になるなら春の燕と　私は言い張る
慰め言葉さえ　擦れ違い　傷ついてた
お互いのぬくもり重ねても　誤魔化せなかった
もしも　出逢うことがなかったら
空飛ぶ鳥　憧れ　馳せてなかった
最後に見た映画は悲恋　あなた時間無駄...

１０センチの　ハイヒール履いて
靴ずれして　転んだりして
背伸びせずにとどくようになりたい
あなたの可愛い癖毛の先まで　
私を大人にして
見上げるだけは嫌
眩しい背中に追いつきたい
本物に紛れた　おもちゃ箱の指輪
つま先立ちの 小さな私　
真っ赤なリップ　マスカラしたのに...

交わることの無い
想いが　行き交って
皆の笑い声　響く教室に
一人歩いた帰り道
思い出辿るように
揺れるフリルのお人形
なぜかしら
笑えずにいる
憧れていたの平凡なこと
離れず確かなもの夢見てた...

A
目覚ましが鳴り
今日が始まる
顔を洗って
おはよう
テレビを付けたら
大忙しだ
占いだけ見て
消しちゃおう
B...

優しく繋いだ手を
あなた強く握る
口づけする度に
移るルージュの赤
愛しいなんてこと
口に出してしまうと
全て溶けてしまう気がして　ねえ
眩い世界で
あなたを見てたの
彩られた夜...

遠く続いてゆくよ
淡い記憶の線路
遠く夢見ていたよ
君の優しい香り
会いに行きたいんだから
ひとり飛び出したんだ
辿るよ
路をゆくのは
あの頃
幼い私が夢見た世界...

A
ゆるやかな夢で
あなたが笑ってる
何年経ったのでしょう
うつろう記憶
A
今はもう幸せ
見つけてるかしら
私ではそぐわない
誰かと二人で...