606

「僕ら、自分以外になろうとして、ずっと違えていたんだ
愛、怒り、倦怠、嫌悪、喪失・・・」
錆びてるんだ
どこか一個、壊れて
何一つ斜に構える事も無いのに
僕ら、酔拳を駆使して阿呆を装う
無意味なやりとりすら楽しみ、笑って
さかしまな行為重ね、恥すら薄れてく
うつろに光るしらつき
晴天にゆらり佇む...

天邪鬼を拗らせては
拙い言葉吐いて
些細なキッカケ一つで
記憶、掘り返して呻く。
何が悪かったんだろう、
考えようがないな。
思い出してしまったのは、
僕への無責任なレッテル。
何も叶わないまま
億劫に引きずられて、...

舞無舞無　列車は何処へ？
汽笛腐って　炭が笑った
タッタラッタ　飴色の空
急行礼賛　止まりはしない
ある程度は
しょうがないと思うけど
育ちが悪いのかしら？
育ちが悪いのね！
目立つのは飽きたけれど
引っ込むのは癪なの...

詞・曲：606
♪＝190
key=A#（capo=3F)
「少しベッドで待って」
チェックだけすぐに終わるから
溶けるほどの　体温なんて
望んで無いんだ
食べて？
「宇宙の色、知ってますか？」って
良いとか悪いとかと同じ様に...

詞：曲　606
光る香りに　東菊
靡くそよ風　にわか雨
空を仰いだ　あなたの目
一日（ひとひ）の出会いでした
時は過ぎ　人の墓場で
横切る日々を　潰す毎日
僕ら二人　秘密の場所で
泡沫（うたかた）の未来を契り
些細な契機で...

スクランブルエッグ
十字ボタンに親指添えて
浴びるステレオ　作業用
ひどく憔悴　されど続けて
貯まる才能　ビーハイブ
所詮デジタル　されど現実
あとは周回　チャンピオン
ここは草原　四畳半でも
画一風景　スーベニア
私を選んでよ...

ラファエロ
作詞・作曲：606
♪＝105
capo:3
街の電池が切れて
僕らだけの音が積もる
月明かり揺れる中、電波ごと
厄介を投げ捨てた
思い出ばかり追いかけ
待ち合わせの場所へ走る...

とある曇った日　陰気な街路
心ごと全部　覆ったようね
陰気な街路！
不細工なトランペットの音が鳴る
（バカみたいな夢……）
陰気な街路
「コインやるから音量落とせ！」
陰気な街路！
言った矢先に彼は止まった
本当にしたい事は何？...