電声人間第一号
世界初のコンピュータENIACが稼働して6年後の1952年、
「M.I.K.U(Musical Interface Keynote Unit)」は、産声を上げた。
第二次大戦後初の万国博となったブリュッセル万博の為に作られた「彼女」は、
約10万本の真空管、15万個の抵抗器、50000個のキャパシタ等で構成され、
総重量は80トンという巨大な装置であり、設置にはアメリカンフットボール場と同等の面積を必要とした。
髪の毛のように見えるのはプログラム配線と駆動用エアパイプで、
楽曲の切り替えはソフトウェアではなく、この配線を組み替えることにより行われた。
2009年現在、本体の一部とロボットインターフェイス部分が、スミソニアン博物館に保存されており、システムを最新の物に更新されてはいるものの当時と同じ歌声を聞く事ができる。
■あれだけの高性能で重量1トンなんて、まだまだスマートだと思うわけよ。>>http://www.nicovideo.jp/watch/sm6840231